同じ屋根の下 2 ページ43
「じん！後で声かけようと思ってたんだよ笑
まあいいや、お前もこっち来いよ」
「うん！あっ飲み物入る？」
「助かるわ、なんか3人分適当によろしく」
「おけ〜」
じんと呼ばれた人はキッチンの方に向かった。
「ごめん。同居人の紹介は最後に取っておこうかと思ったんだけど笑」
風磨さんは俺の方に向き直ると、頭をかきながら笑った。
「あっいや、、全然大丈夫っす！」
「お待たせ〜。」
すぐに炭酸飲料の入ったコップを3つ持って、"じん"さんは戻ってきた。
「ちょお前、3つ持つの危ないからお盆使えって！」
「うるさい！もう過保護だなぁ〜！
ちゃんと持てるから、はいっ！！」
俺の前にコップを置くと、風磨さんの隣に"じん"さんも座った。
「あっ、自己紹介！忘れてた笑
初めまして、神宮寺勇太です！これからよろしく」
こちらに微笑みかけながら爽やかに挨拶する姿は、なんかのCMみたいで、俺はなんだかどぎまぎしてしまって、、
「あっ、あの岸優太っす！
その、、えっと、イケメンっすね！！」
と、咄嗟に訳分からないことを言ってしまった。
「えっ？あははっ！初めて言われた〜！
あと、俺たち同い年だからタメ口で大丈夫だよ！」
俺の発言にニコニコ目を細めて楽しそうに笑う彼の姿は、小さい子みたいでなんというか、、、
「可愛い。」
ボソッ溢れ出た言葉は彼には届かなかったみたいだけど、風磨さんは聞こえたみたいでうん？っと眉をあげてこっちを見てきたので、
「いや、なんでも無いです！
あっ名前同じなら、俺は風磨さんと同じくじんって呼んでいい？」
「うん！よろしく〜」
「自己紹介も終わったようだし、色々ここでの生活について説明するわ。
あっ俺は菊池 風磨28歳。この近くのIT系の会社で働いてる。
で、、この家なんだけど、実は俺の両親が俺にくれたのよ。
元々は3人で住む予定だったんだけど、俺が就職したら2人で海外移住しちゃって、家だけ俺にくれたんだよね笑」
なるほど、だから普通の一軒家なのか。
「で、こいつなんだけど。」
そう言いながら風磨さんは、じんの頭に手をおいた。
「ちょっと風磨くん、髪型ボサボサになるから」
手をどかそうとジタバタしてるじんを笑いながら、風磨さんが話を続ける。
「こいつの母親がおれの母さんの妹で、つまり俺ら従兄弟なんだよね。」
「えっ、2人親戚だったんすか！！」
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こまめ(プロフ) - Ruiさん» ありがとうございます！こちらがいっぱいになってしまったので、移行先の方で「魅惑の香りに誘われて」の続編を書きたいと思います！気に入って頂けて嬉しいです。 (2020年5月20日 2時) (
レス) id: 4fef58dc44 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - コメント失礼します。この作品大好きです！特に「魅惑の香りに誘われて」を見ててすごく楽しかったです！続きを見てみたいです。←語彙力が… (2020年5月16日 21時) (レス) id: bbdbf418af (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - number0042さん» お気遣いありがとうございます！拙い文章ですがそう言っていただけて良かったです！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: 4fef58dc44 (このIDを非表示/違反報告)
number0042(プロフ) - はじめまして！いつもこそこそとこまめさんの作品をみているものです〜。外に出れず、ストレスがたまる一方ですが、お体にお気をつけください！こまめさんの作品をいつも楽しみにしています！！ (2020年4月13日 22時) (レス) id: 2908b27432 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - なす。さん» リクエストありがとうございます！ご期待に添えるか分かりませんが、書いてみます！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 4fef58dc44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2020年1月7日 3時
