同じ屋根の下 紫青 ページ42
大学生設定。
−−−−−−
「確かこの辺なんだけどな」
埼玉の田舎に住んでた俺は、東京の大学に進学。
春からは実家を出て憧れの東京で暮らすことにした。
お金はあんまり持ってないからどうしようかと思って色々物件を探してたら、大学からも近い所に格安のシェアハウスを見つけた。
地元の友達で東京行くやつは少ないから、シェアハウスなら東京の友達もすぐに作れて一石二鳥だなってことで即決した。
必要な家具とかは先に送ってるから、進学祝いに貰ったリュックを背負って、慣れない東京の町を地図を頼りに進む。
「あったぁぁ！！！」
やっとこさたどり着いたのは、小さめな庭もついてる白い二階建ての一軒家だった。
「あれ？合ってるよな？？」
シェアハウスっぽさはあんまり感じないが、近づいて行くと「菊池」の表札の上に、「シェアハウスWind」の文字。
「やっぱ、ここだな？、、よしっ！」
頬をペチンっと叩いて、気合いを入れ直してインターホンを押す。
"ピンポーン"
静寂の中どきどきしながら待っていると、いきなり玄関が開いて中から、20代後半くらいの男の人が出てきた。
「早かったな！岸優太くんだよね？」
俺のこと知ってるってことはここの住人に間違いないっ。俺は慌てて姿勢を正して、勢いよく挨拶した。
「はいっ、岸優太と申しますっ！今日からこちらにお世話になりますっ！」
「元気だなぁ笑
俺は菊池 風磨、よろしくな。
立ち話もなんだからとりあえず入って？」
風磨さんに続いて家に入っていく。
「うわぁ、、すげぇ。」
家の中は整理整頓されてて、埼玉の実家には無いようなオシャレな家具に心が踊る。
「そうか？あんまりこだわりとかねぇから、適当だぞ?
とりあえずこの奥が一応飯食ったりする部屋」
案内された部屋は右側に大きめのダイニングテーブルがあって、左側には3〜4人座れそうなソファがあった。
ソファの前には大きめのテレビもあって、ここで同居人たちとテレビ見たりするのかな、、なんて妄想が膨らむ。
風磨さんは俺にダイニングテーブル座るようにように促すと、自分も向かい側に座った。
「とりあえず、基本的な説明するわ！」
風磨さんがちょうど話し出そうとした時、奥の階段から人が降りてきた。
「あれもう来てるじゃん！風磨くん挨拶したいから教えっていったじゃん！！」
そこに現れたのは、スラッとした細身の体型で黒目が大きな同世代くらいのイケメンだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こまめ(プロフ) - Ruiさん» ありがとうございます！こちらがいっぱいになってしまったので、移行先の方で「魅惑の香りに誘われて」の続編を書きたいと思います！気に入って頂けて嬉しいです。 (2020年5月20日 2時) (
レス) id: 4fef58dc44 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - コメント失礼します。この作品大好きです！特に「魅惑の香りに誘われて」を見ててすごく楽しかったです！続きを見てみたいです。←語彙力が… (2020年5月16日 21時) (レス) id: bbdbf418af (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - number0042さん» お気遣いありがとうございます！拙い文章ですがそう言っていただけて良かったです！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: 4fef58dc44 (このIDを非表示/違反報告)
number0042(プロフ) - はじめまして！いつもこそこそとこまめさんの作品をみているものです〜。外に出れず、ストレスがたまる一方ですが、お体にお気をつけください！こまめさんの作品をいつも楽しみにしています！！ (2020年4月13日 22時) (レス) id: 2908b27432 (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - なす。さん» リクエストありがとうございます！ご期待に添えるか分かりませんが、書いてみます！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 4fef58dc44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こまめ | 作成日時：2020年1月7日 3時
