オンライン！ の世界に突入！！

何かあった？ ページ36

【遡ること数時間…】
舞SIDE

よし！
今日はついに赤紫色のイベントに挑む日！！
確か人数はまだ見てないんだよね…。
「舞ちゃん！
　今回のイベントも頑張ってね！」
「応援してるわ！
　みんなのために、お菓子作っておくから！」
「ありがとう！
　尚美さんのお菓子があったら、１００倍頑張れるね！」
あはは、朝霧さん、オーバーだなあ。
もうすぐイベントを始める。
今回のイベントで色が全て揃うから、みんな緊張していたり、不安な様子。
…でも、それをかき消すぐらいに賑わう部室。
今回も無事に帰らなきゃ！！
…そういえば、Aちゃんの姿が見えない。
トイレかな？
それにしては長すぎるような…。
イベントに参加するかどうかは言ってなかったけど、イベントの日には来るって聞いたしなあ。
うーーん……心配だ…。
「あの、朝霧さん。」
「どうしたの、舞さん。」
「Aちゃんがいないっぽいんですけど…見ましたか？」
「ええっ、本当かい！？」
「はい…。」
「ううん…、見てないよ…。」
「そうですか…。」
だとすると…、…まさか何かあったんじゃ…？？？
「おい、舞。」
「すっ、杉浦さん！」
「Aがいねぇみてぇだが、見なかったか？」
なんと！
私たちと同じことを話していたらしく、杉浦さんと一緒に、増田さんや金田さんもいた。
「あ、あの、私たちも同じことを話していて…。
　もしかしたらAちゃん…何かあったんじゃ…。」
話していると自分でも不安になってしまう。
「チッ。
　もしなにかあったら、俺らでなんとかするしかねえ。
　宮沢の従姉妹なんだろ？
　あいつに連絡させたらどうだ。」
そうか、その手があった！
ちょうど翼くんパーティーが部室に来たみたいで、私たちは事情を宮沢さんに伝えた。
「Aが！？
　本当に？」
「わかりません。
　でも…今はそれに頼るしか…。」
「わかったわ。
　夏芽に連絡してみる。」
「夏芽？」
「Aの姉よ。
　まだナイトメアは初めてなかったと思うわ…。」
そう言いながら、スマホを操作して夏芽さんに電話をかけた。
「………繋がった！」
滝本さんが、すかさず通話をスピーカーフォンにした。
『ありさ〜！
　どうしたの？
　お誘い？』

危ないかも！！→←ピンチ！！

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