#6.5 ページ10
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「それで、話とは」
「ああ、俺の担当クラスがヒーロー基礎学の時間に
Aの個性はそれだけで強いが、近接戦闘も得意だろ。相手の分析にも長けているし、あいつらにとって3年より1つ上の2年の方が気兼ねなく相談できると思ってな。来て欲しい。」
それに暇だろ、と最早疑問符さえつかない程のゴリ押しをする相澤。(それと荒言の代わりに言うとすれば、決して暇ではない。普通に授業である。)
それよりも、こんなに流暢に喋るような男だっただろうか、と職員はみな思った。
「いやでも、1年の皆も気まずいと思うし」
「ノリだけで生きてるような奴もいる。大丈夫だろ。」
「失望されたら立ち直れる気しません」
「安心しろ。お前の実力は俺が保証する。」
「それはそれでちょっと...いきなり恥ずかしいこと言うのやめてくださいよ」
「犯す」
「え？」
・・・
「いや、なんでもない。
まあ、無理強いするわけでもないが...」
「本音は？」
「来て欲しい」
「いいですよ。消太せんせの頼みだしね」
「...」
無言で荒言を米俵担ぎする相澤。展開に追いつけず、みな呆然としていたが相澤が荒言を担いだまま職員室を出ようとしたところで、ヤマダが勢い良く止めに入る。気のせいだろうか、荒言の頭上に「？？？」が見える。
「ッオォォォォイ！！！！まてまてまてまて、何する気だ？ハァン！？
...流石の俺でも、それは許さないぜ？イレイザー」
「チッ」
「やる時は俺も呼べ。」
「断る。俺のもんだ。」
「キィィィィィ！！！！！」
「ショッカー？？？」
いや、そういうことではない。
疑問符を浮かべつつ、全く見当違いな方向へいってしまう荒言。
ここまできて皆さんお察しのことと思うが、この2人もまた荒言ガチ勢である。(密かに環が守っている。)
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作者名：らーめん | 作成日時：2020年1月19日 15時
