壁ドン -ロイルーク 様より。- ページ10
−モトキ− ※腐要素(含)
…誰か。助けてください。
この状況…どうすればいいんだよ…！
＿＿＿数分前
『なぁ、モトキ。』
「んー？」
『これとこれ、どっちがいいと思う？』
「どっちも似合うと思うよ。」
『そう？』
『…でもやっぱ、
女子ウケする服の方がいいよねー』
事の発端は数分前。俺の放った一言がモトキの癇に障ったらしい。
久しぶりに中学の時の同級生達と飲みへ行くことが決まった俺は、それに着ていく服をモトキに相談していた。
なんせ、何年も会っていない懐かしのメンバーと会うのだ。嬉しくないわけがない。
柄にもなく浮かれていた俺は、
『どっちの服がいいと思う！？』
とか
『あー、楽しみだなぁ』
とか
…今思えば、とてもウザかったと思う。
でも、さ？
どうしてそれが"これ"に繋がるの！？
A＿否、俺は、現在進行形でモトキに
"壁ドン"
されています。
…こういうのって、普通女子にやるもんだよな。
いつの日か、女子達がきゃーきゃー言っていたのを思い出しながら、１人悶々と考えていた俺。
＿だから
モトキの機嫌がどんどん悪くなっていくのに気付くことができなかった。
「ねぇ。」
不機嫌そうにこちらを見るモトキ。
その目は明らかに怒っている。
『は、い』
そのあまりの威圧感に返事をするだけでも息が詰まってしまう。
「…それって、さ？
…やっぱり…女子もくるんだよね？」
『へ、』
じょ、女子？
…今までの威圧的なオーラは一体何処へ？
さっきと打って変わって、弱々しい声で問いかけてくるモトキに、俺は思わずぽかんとしてしまった。
目の前には今にも泣きそうなモトキの顔。
そんな捨てられた子犬のような目でこちらを見る彼に何故か胸がきゅんとした。
この感覚は＿＿
『モトキ、』
「…な、に」
『…俺、好きな人、いる、』
「え、」
『…俺、
…お前の事、好きみたい。』
「へ、？」
『…好き。モトキの事が。』
恋ってこんなに甘かったっけ。
…まぁいっか。
それよりも＿
「…やっぱり、Aにはかなわないや
…俺も、好き。」
そういって笑うモトキの顔が目に焼き付いてしまって。
…こりゃ、当分忘れられねぇな。と１人考える俺だった＿
((今も昔も、この感情を教えてくれたのは
＿＿他でもない、貴方でした。))
───────────────
ロイルーク 様より [モトキ] で [壁ドン]
…いかがでしたでしょうか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らーめん(プロフ) - シモツキさん» 早速ですが、シュチュエーションはこうしてもらいたいだとか、こんな関係で話を進めてほしいだとか細かい設定はどう致しますか？もしおまかせで大丈夫でしたら、こちらの方でばばっと決めさせていただきますね！ (2018年6月30日 23時) (
レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - シモツキさん» リクエスト本当にありがとうございます。ありがたく書かせていただきますので、気長にお待ちくださると嬉しいです。(日本語) (2018年6月30日 23時) (レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - シモツキさん» いやもう本当にずっと返信できてなくて本当に本当にごめんなさい。後できちんと説明させていただくのですが、私暫く入院の方をですね、してたんですけど...同時期に携帯の方も壊れてしまって、いい機会だし少し休もうと思い、放置していました。 (2018年6月30日 23時) (レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
シモツキ - この作品本当に好き!!!マサイの話、りくえすとしてもいいですか？ (2018年4月7日 13時) (レス) id: 9671fe16e2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - しみずさん» 新年、あけましておめでとうございます！！素敵な作品だなんて...！本当にありがとうございます！！１日１話以上を目標に今年も頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願い致します！ (2018年1月1日 21時) (レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らーめん | 作成日時：2017年12月26日 10時
