膝枕 ページ2
−シルク− ※若干腐要素(含)…？
『…ねむ。』
「でっけぇあくびだこと。」
そりゃ深夜遅くまで編集でもしてりゃあ、でっかいあくびだって出ますよ…。
…調子こいて深夜までやんなきゃ良かった。
ちっと寝てこようかなぁ。
「膝枕してあげようか？」
『ん、あ？』
聞き慣れない「膝枕」という単語に一瞬意識が覚醒した。
膝枕？と聞き返そうとしたものの、
時すでに遅し。
視界は天井を向いていた。
＿そう。シルクの手によって。
『う、おわっ。』
え、どした。強引だな、シルクさんや。
「膝枕。」
うん？
「だから、膝枕してやるって。」
あ、はい。…え？
「お前、隈すごいぞ。」
ぽかんとしている俺のことなどお構い無しに、俺の目元を撫でるシルク。
そのごつくて優しい手が、遠慮がちに俺の顔に触れるのがなんだか面白くて。
『ふふっ。』
そうやって思わず笑えば、シルクはなんだよ。といって俺の頬っぺを引っ張った。
『いてててて』
「どうだ。参ったか？」
『参った参った参ったからぁぁ』
「はははっ」
『ひえぇ。ひでぇよ…。』
「ごめんごめん。」
機嫌を損ねてしまった俺。
笑って、俺の頭を撫でながら謝るシルク。
そんな温かい空間に、俺は気を緩めてしまったのかもしれない。
『…一緒に』
「ん？」
『…膝枕じゃなくて、一緒に寝てくれるなら許してあげなくもない。』
「…なんだ。お前、デレ期か？」
『…かもな。』
「は、え？」
Aがデレたー！！と叫んでいるシルクを横目に、俺は意識を手放した。
「…おやすみ。A。」
────────────────
え、こんなんで大丈夫なのか…？
心配で胃が痛い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らーめん(プロフ) - シモツキさん» 早速ですが、シュチュエーションはこうしてもらいたいだとか、こんな関係で話を進めてほしいだとか細かい設定はどう致しますか？もしおまかせで大丈夫でしたら、こちらの方でばばっと決めさせていただきますね！ (2018年6月30日 23時) (
レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - シモツキさん» リクエスト本当にありがとうございます。ありがたく書かせていただきますので、気長にお待ちくださると嬉しいです。(日本語) (2018年6月30日 23時) (レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - シモツキさん» いやもう本当にずっと返信できてなくて本当に本当にごめんなさい。後できちんと説明させていただくのですが、私暫く入院の方をですね、してたんですけど...同時期に携帯の方も壊れてしまって、いい機会だし少し休もうと思い、放置していました。 (2018年6月30日 23時) (レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
シモツキ - この作品本当に好き!!!マサイの話、りくえすとしてもいいですか？ (2018年4月7日 13時) (レス) id: 9671fe16e2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - しみずさん» 新年、あけましておめでとうございます！！素敵な作品だなんて...！本当にありがとうございます！！１日１話以上を目標に今年も頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願い致します！ (2018年1月1日 21時) (レス) id: c96bf80dd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らーめん | 作成日時：2017年12月26日 10時
