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#１２ ページ13
岩本side
治療が終わった俺はそろそろ退院の時がきた
元の姿に戻れないし、人間でいると狼の時の記憶が
薄れていったため家がわからなくなったんだ
覚えているのは蓮のことだけ
これからどうしよう
岩本：今日もありがとう
深澤：いいんだよ、退院おめでとう
A：おめでとう、ひかるくん話したいことがあるんだけど
ひかるくんさえ良ければ、記憶を取り戻すまでうちに来ない？
岩本：えっ…
この時俺は嬉しさと驚きが入り混じった気持ちになった
正直Aがきになるし、きになる子と毎日入れるなんて
しんでもこの気持ちはバレたくないが家もないし
甘えるしかない状況だ
岩本：本当にいいのか？
A：うん、弟もいいって言ってるし
岩本：弟？
A：そう高校生の弟がいるの
岩本：そうか、弟もいいって言ってくれているのか
みんなありがとう、俺のためにこんな
感謝の気持ちをここにいるみんなに伝えた
阿部：よしっ、そうと決まったところで
A：阿部ちゃん！
深澤：阿部！いつの間に
阿部：声が聞こえて来たから
荷物まとめたら、送るよ
A：ありがとう
岩本：ありがとう、頼む
そうして俺はAん家にお邪魔することになった
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作者名：あんこ | 作成日時：2019年12月4日 23時
