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何事もやめられなくなる前にやめよう ページ33

⚠アテンション!!!⚠

話2〜3個ぐらい消しました
続きではないです!!!



──────────────────────────



月日は流れ、私がここ(梵天)に来てから早1年が経った



殺し屋のとはちょっと違う反射の仕事も慣れた
マイキーが買ってくれた新しい家も、私色に染っていた



全てモノトーンで統一された部屋
白と黒以外の家具は何も置いていない



色のない世界───。



まるで私が見ている世界みたいだ



無機質で何もない



私の見る世界はいつもそうだった







バルコニーに出て月を眺めるのが寝る前のルーティンだった



タバコに火をつける



このタバコも"あの日"から吸うようになっていた



自分を落ち着かせるように、まだ残る無駄な感情をなくすように、白い煙を吐き出す



そんなことを繰り返していたら、いつの間にかやめることができなくなった



1日1回は絶対吸わないと落ち着かないくらいにはハマっていた



恐るべしニコチン………←



ボーッとタバコを吸っていると、隣のバルコニーから人の気配がした
その方を見ると、ピンク頭がいた



春千夜「………」



そーいえば隣はコイツって言ってたな、と思い出す



同じマンションで同じ階で隣なのに今まで一度も会ったことがなかったから忘れていた



「…………」



………無。



なんだか気まづくて
さっきつけたタバコを消して中に入ろうとするとお前タバコ吸うのかよ、と声をかけられた



「………まぁ、」



これはまだ行くなということだろうか



正直、関わりが少ないからどう接していいのか分からない



春千夜「俺にも1本くれや」



「えぇ……」



春千夜「あからさまに嫌そうな顔すんな!」



寄越せ、とバルコニーの柵に身を乗り出してタバコを奪おうとしてくるので大人しく渡した



春千夜「さっさと渡しときゃいいんだよ」



「それが人にものを頼む態度か」



ライターに火をつけてタバコをふかす



それを見て私も吸いたくなって同じように火をつけた



2つの白い煙が夜空に消えていく



「ジャンキーでニコ中だったら救いようないですね」



春千夜「あ"?ほっとけ」



「やめようとか思わないんですか」



春千夜「やめようと思うことがないからな」



「じゃあやめようと思えることってあるんですか?」



春千夜「俺が大切にしたい奴にお願いされた時」



「意外とロマンチストで草」←



春千夜「てめぇ殺してやるからこっち来いや」

・→←大事なことはちゃんと伝えよう



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非岸華(プロフ) - うささん» すいません、訂正させていただきました🙇🏻‍♀️わわっありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!これからもどんどん更新していきますね! (11月17日 13時) (レス) id: 54ab47b54b (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 名前変換の件ですが結構な頻度で瑞己となっております。また楽しく読ませていただいております^^更新楽しみです! (11月16日 21時) (レス) @page27 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:非岸華 | 作成日時:2023年10月19日 13時

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