殺される奴は殺される側に問題あると思います ページ29
目が覚めると知らない天井が映る
あれ、私、何してたんだっけ
………………あぁ、撃たれたんだ
この感じ、なんかデジャブってない?
ふと、手に違和感を感じる
見てみるとそこには私の手を握って眠っている灰谷蘭の姿があった
え、どーゆう状況?
やっぱ私死んだよね
現実じゃありえないし、ありえてほしくないよ、←
起こさないようにそっと上半身を起こす
と腹部に激痛が走る
「ぃ"ッ」
蘭「…………ん、」
あーあ、目覚めちゃったよ
「ごめんなさい、起こしました?」
蘭「え、は、え????」
混乱しまくっている灰谷蘭。
私の方が混乱したいんだけど、
蘭「なに、目覚めたの」
「あ、はいついさっき」
蘭「はあぁぁぁぁぁぁ」
えぇ、めっちゃため息つかれた
蘭「医者呼ぶわ」
そう言って出ていってしまった
・
・
・
医者「特に異常ないから明日には退院できるよ」
「ありがとうございます」
医者「明日まではまだ安静にすること」
それだけ言って出ていった
灰谷蘭と2人になる
「えと、どれくらい眠ってましたかね」
蘭「1週間」
1週間!?
久しぶりに見るコイツの顔は心做しか、少し痩せこけてクマが酷く見えた
灰谷蘭は私の近くに置いてあった椅子に腰掛ける
「なんか……老けましたね」←
蘭「次は永眠したいわけ?」
と、わりとガチなゲンコツをくらう
病人労れやコラ
殴られたところを慰めていると
蘭「…………お前さ、何であんとき俺の事庇ったんだ」
と、急に真面目なトーンで聞かれた。
「何でって……撃たれる側の気持ちを知ろう!的な?」
蘭「は?」
「ほら、いつも撃つ側だから。たまには撃たれとかないとなーみたいな」
蘭「そんなんで命張れんの。何、変態なの?馬鹿なの、アホなの?」
「冗談じゃないですか。
もしかして、心配してくれたとか、」
蘭「さぁな」
「可愛いとこあるんですね」
蘭「腹立つな」
とか言いながら楽しそうにしている
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非岸華(プロフ) - うささん» すいません、訂正させていただきました🙇🏻♀️わわっありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!これからもどんどん更新していきますね! (11月17日 13時) (レス) id: 54ab47b54b (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 名前変換の件ですが結構な頻度で瑞己となっております。また楽しく読ませていただいております^^更新楽しみです! (11月16日 21時) (レス) @page27 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:非岸華 | 作成日時:2023年10月19日 13時