誰にだって暗い過去はある ページ19
梵天に来て半月。
それなりに大きな任務も何回か任されるようになった
そんな頃、ちょっとした喧嘩が起きた
いつものように鶴蝶と幹部専用ルームにいると灰谷兄弟が入ってきた
竜胆「あ、久しぶりに見た」
「ども」
灰谷弟とはなんだかんだ喋るようになった
でも問題は、
蘭「あれ、まだ辞めてなかったのー?(ニコニコ」
こいつ、灰谷蘭。
私が幹部になったことをよく思ってない奴の1人
コイツのだる絡みは心底ウザいから基本スルー。
蘭「え〜無視〜?蘭ちゃんかなしぃ」
頼むから消えてくれ←
「…………………」
鶴蝶「蘭、やめとけ」
毎回鶴蝶が止めくれるけど、そこで辞めないのが灰谷蘭。
同じことを思っているのか、ちょっとドヤ顔してるのがムカつく
私が座っているソファーの隣にドカッと座る
「……………………」
フル無視をキメていると不意に腕をグイッと引っ張られ、灰谷蘭の顔がドアップに映る
と思ったら次は押し倒された
なんの真似だろうか
蘭「どーせ俺らの体目当てだろ。顔いいもんな〜
それなら早いこと終わらせてやるよ」
そう言って馬乗りになる
何を言っているんだろう
蘭「女なんて所詮そんなもんなんだよ。ヤ ることやりゃそんで終わり
お前顔と体は俺好みだから、楽しませろよ?(ニヤ」
そう言われた時、ブチっと私の中で何かが切れた
蘭「ぃ"ッ」
気づいたらあいつの下から抜け出し、回し蹴りをしていた
「その汚ぇ手で触んな。
体目当て?ヤ ることやって終わり?私がお前を楽しませる?
殺すぞ(殺気」
部屋の空気が重くなる
当の本人は何が起きているか分かっていないようだ
「私が他の女みたいにそう言われて素直に腰振ると思った?
気色悪い。何を思ってこんなことしたのか知らないけど、次はねぇからな」
そう言って部屋を出た
怒りというか悲しみというか悔しさというか……………。
色んな感情で心が掻き乱される
あの日を、思い出したからだろうか
触られた感触も、このぐちゃぐちゃな感情も全部全部流すようにお風呂に入った
221人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
非岸華(プロフ) - うささん» すいません、訂正させていただきました🙇🏻♀️わわっありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!これからもどんどん更新していきますね! (11月17日 13時) (レス) id: 54ab47b54b (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 名前変換の件ですが結構な頻度で瑞己となっております。また楽しく読ませていただいております^^更新楽しみです! (11月16日 21時) (レス) @page27 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:非岸華 | 作成日時:2023年10月19日 13時