千尋という名【千と千尋の神隠し】 (ページ5)

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手伝いページ5

今日の大湯の掃除担当は青蛙のはずなのだが、何故かリンと千尋が掃除をしていた。

少し手伝いをしようか。

『リン、千、掃除なら私も手伝おう。』

リ「A！？何でこんなとこにいるんだよ。」

『ああ、持ち場が暇だから手伝おうかと。』

ちょうど仕事が終わって、今は皆の仕事を見回っていた。

千「あ、Aさん！大丈夫です！」

『私がやりたくてやることなのだから、いいだろう。』

リ「そうだな。」

『なら、何をすればいい？』

とは言ったが、もう大体の仕事は終わっていた。

リ「大体終わったからなー、なら、千と札を取りに行ってくれるか？」

『ああ。何の札だ？』

千「薬湯だそうです。」

『分かった。では行こう。』

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『千、私は少し離れた所で見ている。彼らの態度を監視するのも私の役目だ。』

千「はい。」

千尋が札を取りに行くと、受付の者は、なかなか札を渡さなかった。

すると、どこかから受付に電話がかかってきた。

その者の横から何か影が見え、札が自然と浮き、千尋の手に渡った。

千「ありがとうございます！」

あの影の正体は、私も何処かで見たことがあるはずなんだ。

あれは…