僕らの一番星 (ページ8)

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side スニョン

｢…ジフン、もういいんじゃない？｣

Aのちょっと困ったような目線の先には、繋がれてる二人の手

｢そうだぞ！ちょっと握りすぎだぞ！｣

俺もチャームポイントのもちもちほっぺをちょっと膨らませて、怒ってるみたいに言う

｢…別にいつもの事なんだからいいだろ｣

｢もー！よくない！私は教科書読まなきゃいけないの！離すからね！｣

無理やり離された手をジフンはちょっと驚いて見る

｢ほんとに、ジフンは赤ちゃんみたいなんだから…｣

Aはボソボソ呟いて教科書を抱え込む

｢てか、スニョンも言ってよね！恥ずかしがってないで俺にもスキンシップしてこい！って｣

｢なんでこいつが俺に｣

｢言わないからな！そんなこと言ったら殺されるってわかってるだろ！｣

｢おい｣

｢だって全部私に回ってくるんだもん！スニョンのもちもちほっぺだって気持ちいいから、そっちにすればいいのに！｣

｢いやだ、こいつのほっぺたよりAのほっぺたのほうが気持ちいい｣

｢おい！俺のチャームポイントなんだぞ！｣

｢そうだよ！スニョンのチャームポイント否定しないであげてよ！｣

Aは俺のほっぺを触りながら、ジフンにいかに俺のほっぺがもちもちしてるか力説してる

だるそうに話を聞いてたジフンが耐えきれず、お前の方が気持いいだろってAのほっぺをつまむと、もう敵わないと思ったのか

｢はぁ～、こういう幼なじみを持つと大変だなぁ、私も｣

とか言ってもうされるがままになっている

まったく、この鈍感娘は

ジフンがただスキンシップ好きで相手が幼なじみだから

って理由だけで触ってるとまだ思ってるのか

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