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side ジフン
後者なんじゃねーの
なんの証拠もなく疑って、少し目線が鋭くなってしまう
その時、丁度タイミング悪くイケメンと目が合ってしまった
目が合ったのは一瞬で、パッとあっちが目を逸らしたから
一瞬だったし、気付かれてないよな…?
勝手に睨んでしまったことに少し罪悪感を覚える
「じゃ、ムン。そこの空いてる席座って」
担任がAの横を指さす
はい、と言って答えたムンジュンフィの目は席を見ていなかった
Aを見てる
は、なんなんだあいつ
なんでそんなにAのこと見てるんだよ
というか
Aもあいつのこと見てる…?
は?
てかムンジュンフィ見つめすぎだろ
2人は多分7秒くらい動かなかった
担任に「ほら、ムン!大丈夫だから行け!」と背中を押されて、はっと気付いたようにムンジュンフィが歩き出して、やっと2人の目線は合わなくなったんだと思う
心がざわざわするのを感じる
そのままムンジュンフィがAの隣に座った
Aは少し下を見て俯いたままだし、ムンジュンフィもAに話しかける様子はない
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作者名:SnowDrop | 作成日時:2019年2月21日 23時