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和也side
まだ水が滴る頭を
首にかけたタオルで軽く拭き
スウェットの上を着てから
キッチンで料理を始めたまー。
フライパンや食器などを出す
カチャカチャという音を
寝転んだまま聞いていた俺は
自分のしてしまった言動に
自己嫌悪していた。
だけど……。
わかっていても
"理由のないイライラ"
が俺を支配し
素直に謝る事が出来ない俺。
それでも。
"髪も乾かさずに俺を優先させ
しょうが焼きやグリーンサラダを
手早く調理してくれるまー"
"どんなに俺が不機嫌でも
太陽の笑顔でいてくれるまー"
"今日家であった出来事を
楽しそうに話してくれるまー"
そんなまーの底無しの愛情が
俺のイライラを消していった。
もちろん。
天の邪鬼な俺の顔は
すぐに元に戻す事は出来ないけど
"このままじゃダメだ！"
そう思えるまで
落ち着きを取り戻した俺は
『ちゃんと素直に謝るぞ！』
そう決心して口を開こうとした。
と、その時！
まさに最悪なタイミングで
朝陽と優月が急に
フギャフギャと泣き出した。
そうなると。
当然俺を一人食卓に残し
まーは双子の元に行ってしまう。
俺はその後ろ姿を見送りながら
"謝ると決めた決心"
"悪かったという気持ち"
そのすべてが
どこかへ雲隠れするのを感じた。
結局その後。
またイライラしだした俺は
その気持ちをぶつけるように
バンッと音をたてて
自分の箸をテーブルに置くと
その音に驚いて振り返ったまーに
冷たい目を向け
｢悪いけど今日は一人で寝るわ。｣
そう言って
まーの返事も聞かずに
その場を後にしてしまった。
イライラする心が
どこまでも俺を蝕んでいく。
俺はそんな心がさせるまま
客用寝室に入り
バタンと扉を閉めた。
たぶん……。
これがきっかけだったんだろう。
あれから何度も同じように
俺はまーにイライラをぶつけ
傷ついたまーを見ては
申し訳ないと思う毎日を
過ごし続けている。
そう……。
それはまるで
大事な部品の欠けた歯車みたいに
噛み合わない毎日だった。
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莉夏☆(プロフ) - ハルさん» そんな風に言ってもらえるなんて感涙です！ﾟ｡(p>∧<q)｡ﾟﾟスマホで読んでる方に読めない方がいるみたいで、前にその方に聞いた方法なんでやってみて下さい♪あとこの話の続編ではリクエストも募集してますので、良かったらそちらも覗いてみて下さい！ (2017年2月2日 7時) (携帯から) (
レス) id: 705376974c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - おはようございます！そうなんですね...なにがなんでも読みたいのでもうちょっと頑張ってみます、これからも応援してます！ (2017年2月2日 7時) (レス) id: 6952f0d73a (このIDを非表示/違反報告)
莉夏☆(プロフ) - ハルさん» おはようございます！ハルさんに気に入ってもらえて嬉しいです♪前作はパスをかけてないので、占ツクでログインし18歳以上なら誰でも読めます。それでも読めないなら……ごめんなさい！私もやり方がわからないので、とりあえず試してみて下さい。 (2017年2月2日 7時) (携帯から) (レス) id: 705376974c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こんばんは、はじめして。ハルといいます！この小説を読んでて胸がキュンときました！それで前作もみてみたかったのですが...だめでしょうか？初見な私がこんなことを聞くのはおこがましいのですがどーしても前作が気になって読みたいんです！！ (2017年2月2日 2時) (レス) id: 6952f0d73a (このIDを非表示/違反報告)
莉夏☆(プロフ) - 優華?さん» 本当にすいません(>_<)もしよければ『精霊の森〜火の章〜』という完結作品もあるので、読んでみてください♪これからも莉夏☆をよろしくお願いします！(-人-) (2016年3月27日 15時) (携帯から) (レス) id: 705376974c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉夏☆
| 作成日時：2015年5月18日 21時
