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雅紀side
なんだろう……。
最近ではそれが当たり前で
とうとう寝る時も
別々に寝るようになった俺達。
仲間としての大切な時間。
恋人としての甘い時間。
そして。
家族としての楽しい時間の中で
あんなカズを見た事がない俺は
もうどうしたら良いのか
全然わからなくなっていた。
だけど！
"それでもどうにかしなきゃ！"
という事だけは間違いなくて
考えたすえ俺は
"カズの邪魔をしない！"
と心に決めた。
例えば……。
朝陽と優月のベットを
俺らの寝室に移動させて
カズが寝不足にならによう
双子の夜泣きを気をつけよう！
……とか。
カズの手を煩わせないように
ご飯も掃除も洗濯も育児も
一切手を抜かず
この家の中がカズにとって
くつろげる空間であるように
一生懸命頑張ってみよう！
……とか。
とにかく！
"カズが笑顔になれる場所"
この家がそうなれるよう
今俺が出来る事を
一生懸命必死に頑張ってみた。
だけど……。
二:｢ごちそうさま。
明日の準備があるから……。｣
そう言って
俺の返事も待たずに食卓を離れ
今日も自室に籠もるカズ。
ほらね？
俺の努力なんて
結局は何の意味もなくて
俺は双子が飲み干した哺乳瓶を
そっと横に置いて
一人ずつゲップをさせると
完食したカズの食器と
少ししか食べてない自分の食器を
まとめてキッチンに下げ
水をザーッと流し
そのまま食器を洗いだした。
"水を流しながらじゃ勿体ない"
そんなの俺だってわかってる。
わかってるけどっ！
俺が泣いてる声だけは
どうしても聞かれたくなくて
最近はいつも
こんな感じで皿を洗っていた。
『ねぇ、なんでだよ……。
俺、なんかカズが怒る事した？
それとも。
俺の事もう嫌いになったの？』
頭の中で同じ質問を
何度も何度も繰り返しながら
涙を流して泣く俺。
それでも。
しばらく声を殺して泣いた俺は
小さく息を吐いて上を向くと
溢れた涙を袖で拭って
目の前にある洗い残した食器を
また洗い出した。
だって……。
俺が今出来る事は結局
"元気一杯の相葉ちゃんのまま
家事や育児を頑張って
カズに嫌われないようにする"
それしかない。
だから今日も。
"悲しさ "辛さ" "寂しさ"
そんな全ての負の感情を
食器の汚れと一緒に
すべて洗い流したつもりで
自分の心の奥底に封印すると
"元気一杯な相葉ちゃん"
そんな自分に
自分を戻すのだった。
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莉夏☆(プロフ) - ハルさん» そんな風に言ってもらえるなんて感涙です！ﾟ｡(p>∧<q)｡ﾟﾟスマホで読んでる方に読めない方がいるみたいで、前にその方に聞いた方法なんでやってみて下さい♪あとこの話の続編ではリクエストも募集してますので、良かったらそちらも覗いてみて下さい！ (2017年2月2日 7時) (携帯から) (
レス) id: 705376974c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - おはようございます！そうなんですね...なにがなんでも読みたいのでもうちょっと頑張ってみます、これからも応援してます！ (2017年2月2日 7時) (レス) id: 6952f0d73a (このIDを非表示/違反報告)
莉夏☆(プロフ) - ハルさん» おはようございます！ハルさんに気に入ってもらえて嬉しいです♪前作はパスをかけてないので、占ツクでログインし18歳以上なら誰でも読めます。それでも読めないなら……ごめんなさい！私もやり方がわからないので、とりあえず試してみて下さい。 (2017年2月2日 7時) (携帯から) (レス) id: 705376974c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こんばんは、はじめして。ハルといいます！この小説を読んでて胸がキュンときました！それで前作もみてみたかったのですが...だめでしょうか？初見な私がこんなことを聞くのはおこがましいのですがどーしても前作が気になって読みたいんです！！ (2017年2月2日 2時) (レス) id: 6952f0d73a (このIDを非表示/違反報告)
莉夏☆(プロフ) - 優華?さん» 本当にすいません(>_<)もしよければ『精霊の森〜火の章〜』という完結作品もあるので、読んでみてください♪これからも莉夏☆をよろしくお願いします！(-人-) (2016年3月27日 15時) (携帯から) (レス) id: 705376974c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉夏☆
| 作成日時：2015年5月18日 21時
