涙 ページ23
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私は日和くんを避けたいのに、
それを察してるのか、
何なのか、話しかけてくる日和くん。
私は、諦めなきゃいけない。
日和くんの恋を応援するの。
由奈ちゃんと2人にしてあげなきゃ。
そう思い、
あてもなく、教室を飛び出した。
「…待って、瀬名さん」
「？…桐嶋くん、」
手首を掴まれ、逃げるに逃げられない。
「少し…いい？」
「？……うん。」
そして、桐嶋くんに連れて来られたのは
廃れた非常階段。
「瀬名さんさ、何で日和を避けてるの？」
「避けてなんか…」
「いいから、日和に言わないし。」
きっと、桐嶋くんのそれは『本当のことを言え』。
私は観念し、
全てを桐嶋くんに伝える。
過去、振られたこと。
由奈ちゃんへの劣等感。
日和くんとの出来事。
「叶わないことは分かってるから、私は、日和くんのと由奈ちゃんを応援するって決めたの。」
零れそうな涙を堪え、
ニコッと、桐嶋くんへ笑顔を作る。
「……泣きたいなら、泣けばいいんじゃない？」
「え、」
「僕しか、見てない」
「！…っ」
日和くんへの想いを自覚してから、
辛いことは沢山あった。
けれど、初めて失恋したことを自覚した。
そして、始めて人前で泣いた。
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まこ - 初めまして。こんにちは。とても面白い作品で一気に読んでしまいました。続きを楽しみにしていますね。 (2019年4月29日 13時) (
レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
若鷹(プロフ) - (名前)ねこメさん» 更新が不定期でごめんなさい！頑張りますね！ (2018年10月19日 0時) (レス) id: 9d8e0892eb (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ねこメ(プロフ) - 続きがとても気になりました！更新されるのを楽しみに待ってます！ (2018年9月28日 22時) (レス) id: 800ef9d66b (このIDを非表示/違反報告)
若鷹(プロフ) - 狂夏さん» 更新遅くてごめんなさい！頑張りますね｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 9d8e0892eb (このIDを非表示/違反報告)
若鷹(プロフ) - まあさん» ありがとうございます！更新遅いですが頑張ります(>_<) (2018年9月9日 0時) (レス) id: 9d8e0892eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若鷹
| 作成日時：2018年7月30日 23時
