B1『少女』 ページ3
「なに…ここ…」
私はキョロキョロと辺りを見るが人影は無い。
路地裏らしきこの階は明かりが怪しく光っている。
寒い風も吹いてきている。
とりあえず、先に進む方法を探さないと…
あの人から…あの人から逃げないと…
私は怖くなり路地裏を歩く。
こんな気味悪い所から早く出たい…
私は自然と早歩きになる。
すると、
ドンッ__！！
「っ！…」
？「きゃっ…！」
いきなり道の角から小さい人が出てきて私はドンッとぶつかって尻餅をついてしまった。
どうやらぶつかった相手は少女のようだ。
雰囲気からして…ここの殺人鬼じゃない、よね…
「ご、ごめんね…大丈夫…？」
私は立ち上がりその少女に手を伸ばす。
少女は青い瞳に金髪といった綺麗な少女だった。
綺麗な青い瞳…あの人が好きな色だ。
…嫌だな。私はあの人が大っ嫌いなのに…
？「…大丈夫…ありがとう…」
その子は私の手を引っ張って起きた。
どうやら彼女も迷った身らしい。
でもこの子…何処かで見たような…
私はその子をジロジロ見ていたら不思議がられた。
？「貴方は…？」
「私の名前は…A…気づいたらここにいたの」
私はその子に目線を合わせかごんだ。
そう…ここは一体どこなのか…
そして何故私たちはここに流れ着いたのか謎だ。
まぁ私は…あの人から逃げていただけなのだけれど…
？「そう…私の名前はレイチェル。私も気づいたらここにいた」
その子の名前はレイチェルといい、外見によらず名前まで綺麗だった。
私と大違い。
傷だらけの私と違って…
「レイチェル…いい名前ね」
私は微笑みかけて改めて立つ。
周りを見ればレイチェルだけしかいない。
取り敢えずここにいてはダメ。
ここの階の殺人鬼が時期にきてしまうかも…
「ねぇレイチェル…ここは危ない場所なの。
貴方が知っているような平和な世界じゃない…
私は貴方を一人でここにいさせるなんて息苦しい。
一緒にここから出よう…」
レイ「…わかったわ」
レイチェルはコクンと頷いた。
私はニコッと笑いレイチェルの手を握った。
さて、ここの出口はどこかな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 276人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュウリン - 原作を知っているし漫画も持っているのでこの話が新鮮で面白いです!!小説にして出したら絶対買います！ (2016年12月3日 15時) (
レス) id: 9d8afd159f (このIDを非表示/違反報告)
カロス - 「エディ・メイソン」ではなく、「エドワード・メイソン」では………？ (2016年2月29日 22時) (レス) id: 5850b6ee7f (このIDを非表示/違反報告)
missil×Light blue - すっごく面白くて続きが気になります!! (2016年2月8日 18時) (レス) id: 2fb69a4a12 (このIDを非表示/違反報告)
チョロ松ガールだがカラ松も捨てがたい@ハト - B8での『ザックは[かま]を構えた…(ry』 のところの鎌？が釜になってる気がします。 ザック落ちのコメント拾われた人幸せだなおい…(´・ω・`) (2016年1月17日 22時) (レス) id: 3e3180481b (このIDを非表示/違反報告)
陰陽師(プロフ) - ザクロさん» 本当ですか？wありがとうございます！(*´ω｀*) (2015年10月28日 17時) (レス) id: fdc964997d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
