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おばあちゃま ページ19

彼が帰ったあと私はリビングでiphoneのマニュアル本を手に取った

とりあえず彼の電話番号を入力しようと思ったから。

それくらいならできそうだし・・・

本に書いてある通りに入力していった。

登録の名前をどうするか考えた。

ちゃんとしたフルネームで入れるか・・チキュウって入れるか・・

迷った末に私は”Earth”と打って登録完了した。


和室でおばあちゃまが咳をしている。

お白湯をお持ちした。

「大丈夫ですか?」

「すみませんお世話になりまして・・・ともくんは・・・?」

そうなのか・・おばあちゃまはEarthの事を”ともくん”って呼んでるんだ・・

「先程いらっしゃいました。おばちゃまは今晩はうちに泊まっていただくって言いましたらお帰りになりました」

「そうですか・・ほんとうに申し訳ありません。
あ・・そうだわ・・あなたの名前まだ伺ってなかったわ・・お名前教えてくださいます?」

「そうでしたよね・・私・・Aって言います。」

「Aさんね・・・よろしくおねがしましすね・・・。」

「心配なさらないでください。今夜はここでゆっくりおやすみになってくださいね。
お白湯お飲みになりますか?」

おばあちゃまはお白湯を口にふくむと安心した様子で再び床についた。


私も和室に布団を敷いて今夜はおばあちゃまの隣でやすむことにした。



朝・・・ごはんを作っているとおばあちゃまが起きてきた。

「具合はいかがですか?」

「もうすっかりよくなりました。いろいろご迷惑をおかけしてしまってごめんなさいね」

「迷惑だなんて・・・全然そんなことありません」

朝食を食べながらいろいろな事をお話しした。
最近ニューヨークから東京へ戻ってきた事。
夫は単身赴任状態で私はひとりでここに住んでいること。
実は彼とは偶然にもニューヨークで会った事があるという事・・・など

おばあちゃまと話しているとまるで仲良しの女友達とおしゃべりしているみたいだった。

おばあちゃまはとてもチャーミングでユーモアのある女性であるということがわかった。

彼の事もいろいろ聞いた。
彼の両親は彼が子どもの頃に亡くなっていて一人っ子の彼はおばあちゃまに育てられたという事。

今は彼がおばあちゃまの面倒を見ている事。

おばあちゃまと彼は私と同じフロアの反対側に住んでいると聞いて驚いた。

ともくんに電話→←【P】ばあちゃんからの電話〜続き〜



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Luna - 実はリリーさんの事結構観察してますのん(笑) (2014年2月11日 1時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
ひでみん(プロフ) - りりーさん、中々いい事言うわ(笑) (2014年2月8日 1時) (レス) id: 5e098d8614 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ともさん» ともちゃん♪感想ありがとう!! (2014年1月30日 21時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 設定がいいわあ!次が楽しみー (2014年1月29日 19時) (レス) id: 4f5cef5ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Luna | 作成日時:2014年1月13日 22時

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