入れ替わり(2) (ページ23)

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過去話(番外編) ページ23

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まだ私達姉弟が
芸能界のお仕事を
していなかった頃のお話…。

「くっ、左眼が疼くぜ」

何故か片目を眼帯で隠し
訳の分からない事を言う睦月

『………何やってんの？』

「我が宿敵
アンドロメダを倒す為
鍛錬をし新技を修得したが…
くっ、敵が近いのか…？
最近、妙に俺の右眼が疼くのだ」

『あれ？左眼じゃ…』

「なっ…、あ、間違えただけだ！
俺の…左眼？と右腕が疼くのだ…」

今、どっちだったか
一瞬確認したな(笑)

『くっ(笑)
あぁ…そうなん…ですか、ぷっ(笑)』

「くっ…敵は近い
俺の黒龍が暴れやがる…」

『ぷっ、くくくくくっ
あー、ひゃーっはは！(爆笑)
むり、むりむりむり！え、ネタ？』

「なんだ？
何が可笑しい？
ネタとはなんだ、我が分身よ」

そう、彼は厨二病。

右腕に包帯をぐるぐる巻きにし
疼く疼く…と、腕を抑えている

『ぷっ、くっ、はははっ(爆笑)
し…して、どんな技を…
ぷっ、修得したのですか(笑笑)』

「ふっ、我が分身といえど
切り札を貴様に教える訳なかろう」

『あぁ…ふふっ(笑)
そう…ふっ、なんですか(笑笑)』

その時はそれだけ言い
耐えきれなくなり立ち去ったのだが…

後でこそーっと扉を除くと…

「邪眼の力をなめるなよっ！
邪王炎殺黒龍波ぁぁぁあ！！」

何も出ない(笑)

出る訳が無い(笑)

いや、幽白(幽遊白書)ですやん(笑)
めっちゃパクってますやん(笑)

面白すぎて笑いを
堪えるのに必死だったが
後で何回も見て笑う為に
こっそり携帯で録画していたのだ。

あの時、睦月を脅したネタは
彼の病が完治するまで録り溜めた
私の作品といっても過言では無い
それが役に立つ場面が出てこようとは…
(前日談参照)

それは、また別のお話で。

ー end ー