入れ替わり(2) (ページ49)

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スキャンダル(亮side) ページ49

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『…亮、絶対に他には
言わないで欲しいんだけど…』

亮「え、あぁ。」

『本当は俺の口から
言っていい事じゃないんだけど…
亮には信じて欲しいから言う！
ガッカリ…しないでよ？』

亮「えっ？」

何を言われるか
少しドキドキしていると…

『美玲、マジでいい女だからさ』

亮「あ、あぁ、うん…」

そんな事かよ！(笑)

俺にはどんな女の子より
お前のが可愛く見えんだよ！
なんて思いつつ、返事をした

『誰とは言えないんだけど…
美玲、付き合ってる彼氏が居んだよ』

心底ほっとした。

男が女の子を好きになるのは当然で
でも、睦月が誰かの物なのか
と思うと不安で仕方なかったから。

亮「そ、そっか」

隆「ね、無いでしょ(笑)
まぁ、彼氏が居なくても
この2人が付き合う事は
万に一つもないから安心しなよ(笑)」

睦月に聞き取れない声で隆に耳打ちされる

『なんだよー
2人でコソコソと！』

亮「あ、いや…
そういやホテルに泊まるんだよな？」

『そうなんだよね…
俺、ホテルって好きじゃなくて…』

亮「俺ん家来る？」

『へ？』

亮「ほとぼりが冷めるまで
俺ん家に泊まればいいじゃん」

『え、いや…でも…隆…』

隆「俺ん家はだーめ。
調理器具ってか、ポットすら
何もないの知ってるでしょ？」

『あー、そっか(苦笑)』

隆「俺が駄目だったら
菅田将暉くんの所にでも
行くつもりだったでしょ(笑)』

『御明答(笑)』

隆「いくら仲良くても
違う事務所の人に
迷惑かけらんないって
事務所側も言うだろうし駄目だよ。」

『え、じゃあ…どうすりゃ…』

隆「だから、亮が
いいって言ってくれてんだから
睦月もさ、甘えさてもらいなよ？」

亮「俺に遠慮なんてすんなよ」

隆「そうそう
菅田将暉くんは迷惑かかるけど
亮なら、その点同じ事務所だし
なんかあっても内部で処理出来る。
何より、亮なら信頼できるでしょ？」

『う、うん』

さすが神木隆之介
芸歴が長い分色んな事を理解してる上に
俺をプッシュしてくれるとは…

亮「遠慮すんなよ」

『ありがとう』

レッスンが終わり、帰り際隆に

隆「あんま手ぇ出しちゃダメだよ。」

と釘を刺され2人で俺ん家に帰った。