【赤葦京治】君にどうしても分かって欲しいの。【ハイキュー!!】

君との距離*55* ページ11

二口side




あれから俺はその場でぼーっとしていた。


これからどうしようかなーとか、

これからどうなるんだろーとか。






ガタッ

二口「誰……?」


ドアの方から音がした。


ちらっとドアの方を見る。




二口「え……A……?」



そこにはAが居た。


A「……大丈夫、別に殴りに来たわけじゃない……から。」

二口「……話、聞いてたの?」

A「……二口君は、先に戻ってて?」

二口「……」



そう言って俺の目をじっと見るA。





でも、




二口「恐い。」

A「え?」

二口「俺、もう誰にも合わせる顔が無い。」

A「……大丈夫だよ、私からも言うから。」









Aside




ついさっきまで二口君の事が大嫌いだったのに……









信じた私が馬鹿だった。


ははっ私何やってんだろ。



もう何が何だか分かんないや。



私は二口君と別れた後、自室へ戻った。




A「そうだよ、なにやってんだよ、私。

バカじゃん。誰だってそうだよ。自分と付き合う理由が元彼を忘れるためだなんて……


A「私って、最低だな……w」




どうやったら赤葦を嫌いになれるんだろ……




私だってずっと赤葦の事好きなのにね……


どうせ、君には分からないだろうけど。

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