【赤葦京治】君にはどうせ、分かんないよ。【ハイキュー!!】

君との距離*38* ページ39

バン!!


矢巾「皆!!梟谷のマネが……!!」


荒々しく入ってきた矢巾君にみんなの目線が集まる。


A「美優……?」

矢巾「多分!!その子が今









病院に搬送された!!」



ガタッ


涼花「え……どゆこと?」

真希「ちょっと詳しく聞かせて!!」

赤葦「……皆さん、いったん終わりましょう。そして大部屋に集まってください。

話はそれからです。」




するとみんな慌ただしく体育館から出て行った。




A「……なんで貴女は行かないの?









青根君。」



青根「……」


青根君はやっぱり無言かと思いきや、すぐに口を開いた。



青根「気を付けたほうがいい。」

A「……え?」

青根「それだけ。」



そう言って先に大部屋へ行ってしまった。




気を付ける……何に?ときっとはじめなら思っただろう。


でも、今の私には何に気を付ければいいのかはっきりは分からないものの、なんとなく警戒しておいた方がいいような気がした。


美優が病院に搬送されたのもきっと私と無関係じゃない、そんな気がしたから。



A「行かなきゃ!!」



私は即座に大部屋へ向かった。

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