【赤葦京治】君にはどうせ、分かんないよ。【ハイキュー!!】

君との距離*31* ページ32

先生「中山、お前はさっき言った通り自宅謹慎だ。深井は今日はゆっくり休んでおけ。先生から親御さんには電話をしておく。」


A「……どうも。」


一時間近く話したところでもう辺りが暗くなってきたので話は切り上げられた。

チラッと美優を横目で見る。

美優「……ッ」


すると、怯えたような目で見られた。




なによ、まるで私が悪いみたいじゃない。

悪いのはそっちじゃん。

私は悪くない。

なんで









A「泣いてるの?」

美優「ッ」

A「泣きたいのはこっちなんだよ!!こっちはアンタの事親友だと思ってたのに!!

裏切ったのはアンタだろ!?!?」



反射的に次々と出てくる言葉。


A「お前に何が分かんだよ!!なに被害者ヅラしてんだよ!!お前は加害者だろ!?!?」

先生「お、おい、深井。お前の気持ちは分かるが、今は気持ちを抑えろ。な？」

美優「あ、アンタだってアタシの事情も知らない癖に!!!」

先生「お、おい!?」




美優は職員室の扉を思いっきり開けて駆け出した。



A「……」


もし、もし美優があの女共に使われていたら……?





もしかしたら美優はまだ私の友達なのかな……




でも、そんな事は自惚れだよ。


また同じ事を繰り返すだけだ。








あれ、なんでこんなに信用できないんだろう。









そっか、壊れたのは信用する心か。

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