【赤葦京治】君にはどうせ、分かんないよ。【ハイキュー!!】

君との距離*2* ページ3

先生「あ、深井!!」


僕が放課後、未提出課題を先生に提出して怒られて帰ってきたところを待っていたかのように言う先生。

また何か頼まれるのか、メンドクサイ。

なんて思いながらも「なんですか?」と答える。


先生「いや、お前の母さんが今日当直だったそうで今日は帰れないそうだ。」

A「了解です、木兎さんの家に泊まるんですよね?」

先生「おう!!じゃ、気を付けてかえれよー!!」


最近、母さんと父さんの当直が多い。

父さんは事前に連絡するものの、母さんの場合は知らないうちに決まっていたり当日決まっていたりする。

そんな時、僕は家の鍵を持っていないから母さんの友達の木兎さんの家に泊まらせてもらう。


A「……あれ。」

大体6時くらいになると部活が終わっているから図書室で時間を潰していたのに。

売店前で待っているはずの木兎先輩が見当たらない。

バレー部だから近々試合があると考えれば部活が長引くのも納得できる。


A「……仕方ない、か。」


実は此処の売店、隣が訳あり教室なんです。

昔に生徒が生徒を殺したらしい。

僕はそういうものが嫌いだ。だって恐いもん。


僕は早足で総合体育館、略して総体に向かった。

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