PEARS探偵事務所。【毒】 (ページ23)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:13,697 hit

その１２５。ページ23

雅：『翔ちゃん。久しぶりだね、元気？』

翔：相葉ちゃん…元気だよ、そっちは？

雅：『めっちゃ元気。早く動きたいよ』

そうか、相葉くんにも聞いてもらわなきゃ。
松潤に視線を投げると少し微笑んだ

翔：相葉ちゃん、ちょっと聞いてほしいんだ

２人に話した仮説を相葉くんにも伝えた
しばらく黙って聞いていた相葉くんは小さく話し始めた

雅：『そっか、うん。俺も聞いてて納得した。可能性はあると思うよ』

翔：ありがとう。

雅：『あのね、翔ちゃん。俺も病院にいる間ヒマでさ。ちょっと調べたんだけど―――。』

翔：わかった。ありがとう

雅：『ううん。これも俺の考え混ざってるから』

電話を切ると２人とも視線が合う
やることは決まった

翔：時雨さんのところに行こう

事務所を閉めて、三人でPhantomへ向かう
階段を下りて扉を開こうとするとガンと音をたて開くことはなかった

翔：あ、あれ？

和：鍵かかってますね

ニノがもっていた鍵で開ける中は電気がついたままだった

潤：いない…？

シンとした店内。松潤がカウンターの奥を覗き込むと慌てた声で俺らを呼んだ

潤：ニノ！翔くん！これ

散らばったガラスの破片、グラスを拭いてたであろうクロス。
そして、メタルフレームのメガネ。