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その１２２。 ページ20
ジワジワと迫りくるこの何とも言えない気分は何だろうか
大野さんを追うとそれがドンドン増していくような・・・
翔：寒い。
吹く風が冷たく撫でるように去っていく
この間までの茹だるような暑さはどこに行ったのか
着ているジャケットを着なおして歩き出す
翔：次は・・・
もらっていたメモをズボンのポケットから引っ張り出す
そこの住所まで歩いていく
オシャレなバーの様な見かけの建物。
松潤に教わったように決まったリズムのノックをする
：はいはーい。便利屋ですぅ〜
翔：あ、あの…
：あ、えーと…。櫻井君や！
翔：お久しぶりです、大倉くん
忠：おぉ！久しぶりやん、中入って！
中に入れば見たことのない人がいた
その中にはこの間会ったばかりの横山くんもいた
忠：どうしたん？いつも通りの注文なら届け行くのに
翔：実は、大野のことでお話が
忠：大野くん？
翔：何か聞いたり、注文請けたり何でもいい。教えてくれないかな
大倉くんは悩むように唸ったけど
後ろから別の人が近寄ってきた
：大野くんなら、注文して来ましたよ。電話で
翔：ええと…
忠：あ、金曜担当の錦戸です！
亮：どうも。大野くんなら先日注文していかれましたよ
翔：何を…
亮：これです。
見せられた一枚の紙。購入した品目リストだった
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作者名：うがいましろ | 作成日時：2018年1月31日 17時
