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その１１４。 ページ12
潤：ボス！！しっかりして！！
智：大丈夫。気失ってるだけだから。翔ちゃん、運んでやって
翔：あ、はい。
それを聞くと松潤は弾かれたように階段を駆け上がって
すぐに事務所のドアを開けて中へと消える
俺も意識のない時雨さんを抱えて階段を上る
潤：翔さん、こっち。
中ではすでに松潤がソファに毛布を用意している
さすがだ。
ソファに彼女を下ろすと用意されていた毛布を掛ける
潤：何があったの…？
翔：分からない。でも、あの男の人を見た瞬間顔色が変わった
潤：アイツが誰だか調べよう。
翔：いや、大野さんが知ってるんじゃないかな
潤：え？大野さんが？
翔：うん…
睨みつけるように見つめ合っていた彼ならきっと。
何か知っている気がする。
松潤に時雨さんを見てるように言って俺は大野さんを探す
事務所の外にいるようで階段を下りると大野さんの声がした。
智：…そろそろだと思うんだ。終わる時が来たんだと思う。
そうなった時はまた一報入れるから。宜しく
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作者名：うがいましろ | 作成日時：2018年1月31日 17時
