6両目 ページ7
午後のクダリのダブルトレイン見学が終わり、3人で執務室へと戻る。
昨日もだったが、地下鉄やギアステーションを利用する人たちのAへの視線が凄まじい。
それもそうである。
大の男職員だらけの地下の中に、普段は見かけない女性社員がいるのだ。
いつか女性社員が働いている環境が普通になればいいのになとAは思った。
「一応、雑誌や新聞などでギアステーション女性新入社員の記事を出していただいているのでございます。
しかし、あまり見ていない方々が多数いらっしゃるようでございますね。」
「今度また改めて取材に来るみたい。
カズマサが取材班とやりとりしてくれてるみたいだから、Aさんはそこまで構えなくても大丈夫だよ。」
「そうなんですね。
取材かあ…。どんなこと聞かれるのか緊張しますね。」
この人たち、取材とかたくさんしてて慣れてるものだから、The・一般人☆の私がどれほど緊張しているのか伝わってないんだろうなあ。
しかもこの2人は魅力的。
地下鉄管理の責任者、ポケモンバトルは強い、高身長イケメン、肌男、おもしろいお話してくれる…、などなど。
かなりハイスペックで在らせられる方々である。
やはりこの双子と共に仕事をしていく上で、Aには不安で心配でたまらないことがあるのだ。
「今日のバトルを実際にこの目で見て思いました。
やっぱりお二人は人間的にも素晴らしい方なんだなって。ポケモンにしても対戦相手の方にしても、その態度が物語っていました。
たくさんファンの方々がいらっしゃるようですが、その理由が分かってきた気がします。
本当に魅力的で、人を惹き寄せる力をお持ちなんだろうなと思いました。
私はとても不安です。特別秀でている何かを持っているわけじゃないのに、お二人の隣に立つことができるのか。
それから心配です。ぽっと出の私が果たしてサブウェイファンのみなさんに受け入れてもらえるのかどうか。」
サブウェイマスターたちは顔を見合わせ、改めてAの目を見つめて笑顔を向けた。
あのノボリもクダリと同様、柔らかく微笑んでいる。
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黄々(プロフ) - 黒曜楼乱さん» コメントありがとうございます。迷いに迷いましたっ…!これからも応援よろしくお願いします! (2022年3月26日 20時) (レス) id: 508fa87563 (このIDを非表示/違反報告)
黒曜楼乱(プロフ) - ノボリオチ…だと!?!?最高ですありがとうございます!!応援してます!! (2022年3月26日 15時) (レス) @page39 id: 7e59e19b9f (このIDを非表示/違反報告)
黄々(プロフ) - 眠い羊ちゃんさん» コメントありがとうございます。恐縮です。好きになってくださってありがとうございます! (2022年3月12日 16時) (レス) id: 508fa87563 (このIDを非表示/違反報告)
眠い羊ちゃん(プロフ) - この作品大好きです!更新楽しみにしています! (2022年3月12日 0時) (レス) @page26 id: 0bb018741b (このIDを非表示/違反報告)
黄々(プロフ) - カミツレ味噌五郎さん» コメントありがとうございます。大変嬉しいです!これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2022年3月11日 22時) (レス) @page24 id: 508fa87563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黄々 | 作成日時:2022年2月25日 11時