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54もや ページ10

2日目。



学校へ向かっている途中。






Aは家のプリントで何度も確認したが、2日目は赤葦とシフトが1分も被っていない。



高畑とは被っていたが……。






今日はきっと、赤葦とは会えないだろう。








さわ「Aつん、顔に『赤葦くんに会いたい』って書いてあるよ?

くそー、高畑め。

かわいらしくていい子だと思って油断してたら、私のかわいいAつんを蹴散らしやがって!!!」




A「そんな言い方しないでよ……。

好きな人に必死になるのって、当然じゃないの?


恋するってどんなことか、恐ろしいくらいに分かったよ。」




さわ「Aつんが恋する乙女になって嬉しいけども!!
赤飯炊きたいけれども!!

まさか初めての恋のライバルが、学校一の美少女なんてねぇ……」




A「私は怖いよ。


もちろん高畑さんのことも怖い。

でも、自分のことも怖い。」








怖いけど、赤葦のことは好きだった。




近づきたいし、もっと知りたいし、会う度に想いは募るばかり。







それなのに、どうしても、赤葦と距離を取りたがる。






怖いから。








さわ「Aつん……。

恋する乙女は辛いね。

でも私は全力でAつんを応援してるし、いつでもAつんの味方だよっ♡」




A「うん、ありがと」








これから高畑は、恐ろしい程に赤葦に猛アタックしていくだろう。





高畑だって、赤葦への想いは本物だ。






私を傷つけたい程に、赤葦くんを愛している。








……ほら。


人は誰かを愛するために、誰かを傷つける。

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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー!ありがとうございます!!ぜひ!完結までよろしくお願い致します!!!! (2019年8月14日 12時) (レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです!完結まで、お付き合いさせてください! (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黄々 | 作成日時:2019年6月5日 21時

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