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52もや ページ8

高畑「でもね、好きな人はいるの。」








Aの心臓が跳ねる。



心当たりがありすぎるからだ。





きっと彼女は諦めきれないんだろう。








高畑「私ね、赤葦くんのことが好きなの。

だけど、この前告白したら振られちゃった」








やっぱりね。そうだと思った。




Aの心臓は、今にも口から出そうだった。




頼むから、お願いだから、どうかこの話は終わりにしよう?




そう願っていたが、高畑はどんどん話題を膨らましていく。








高畑「ウワサとかじゃないし、私が勝手に思ってるだけなんだけど、



Aちゃんって赤葦くんのこと、好きでしょ?」








わーい、終わった終わったらんらんらん。








A「……へ?


別に好きとかそんなのじゃないと思うけど…」




高畑「そうなの!?本当かなー?

だってAちゃん、赤葦くんと喋るとき、とても幸せそうな顔してるもん。

前は別にそこまで話してなかったのに、今はすごく仲が良いじゃん?

羨ましいなーって!」








クラスのマドンナは、悲しそうな笑顔でそう告げる。





きっとなんの悪気もないのだろうけど、Aは彼女の笑顔を怖いと感じた。








高畑「私ももっと仲良くしたら、赤葦くんの好きな人になれるかな?」




A「そうだね、高畑さんかわいいから。

きっと、仲良くなったらうまくいくと思う!」




高畑「だよねだよね!!

明日からたくさん話しかけてみよう!!!」








お姫さまは、とても嬉しそうだった。



私のような庶民が立ち入れるような、そんな場所ではなくなってしまった。





うまくいくなうまくいくなうまくいくなうまくいくな………




うまくいってしまうのだろうか?








高畑「じゃ、Aちゃんは赤葦くんと話すの、少しは控えてね!

私、Aちゃん以上に赤葦くんのこと好きだから!


あと、さっき赤葦くんがAちゃんに言ったこと知ってるから。


『かわいい』って言われたんでしょ?」








あ、コレ、本当に終了したかもしれない。



私はもう、彼に近づくこともできないかもしれない。







はい、終わった。








気づけば1人になっていて、高畑はどこかに行ってしまった。

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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー!ありがとうございます!!ぜひ!完結までよろしくお願い致します!!!! (2019年8月14日 12時) (レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです!完結まで、お付き合いさせてください! (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黄々 | 作成日時:2019年6月5日 21時

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