73もや ページ29
赤葦｢この前はごめん。｣
急に謝罪された。
別に謝る必要はなかったのに。
A｢赤葦くんは悪くないよ！
私こそごめん。急に消えたりして……。
驚かせたよね｣
赤葦｢いや、大丈夫だよ。｣
そして沈黙が流れる。
でも、伝えなければ。
告白しないと意味が無い。
さあAAよ、今こそ自分の本心を伝えるのだ！！！！
自分で自分に喝を入れ、赤葦に呼びかけた。
｢｢赤葦くん／Aさん｣｣
｢｢あ…。｣｣
まさかの被ってしまった。
A｢ごめん赤葦くん。先どうぞ？｣
赤葦｢え、いや…、Aさんいいよ？｣
A｢えっと、じゃあ─────｣
こうなってしまったら、もう勢いで言うしかない。
｢昨日コンビニ行ったら近所のおばさんに会ったんだよね〜｣的な感覚で、さらっと言ってしまうことにした。
A｢私、赤葦くんのこと好きだよ。｣
赤葦｢……ん！？
…そうなの？｣
赤葦は一瞬取り乱した。
ああ、かわいい。
A｢うん、本当だよ。
それが伝えたかった｣
ご立派よAちゃん！！
自分で自分を褒め称える。
はい、これでいい気持ちで家に帰れる。
赤葦｢そっか…。
前も言ったけど、俺も好きだよ｣
A｢うん、ありがとう。｣
こんな幸せなことがあっていいのだろうか。
自然と口が曲がっていくのを感じ、ふと赤葦の方を見ると、同じく笑っていた。
それが嬉しくて、声を出して笑う。
A｢んふふ…｣
幸せな気持ちを胸に抱きながら───
この日2人は眠りについた。
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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー！ありがとうございます！！ぜひ！完結までよろしくお願い致します！！！！ (2019年8月14日 12時) (
レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです！完結まで、お付き合いさせてください！ (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄々 | 作成日時：2019年6月5日 21時
