68もや ページ24
怖いよ。
分からないよ。
苦しいよ。
負の感情ばかり溢れ出てくる。
それが涙となって、絶え間なくAの目から流れている。
止めようと思っても、止まらない。
自分の感情を抑えられなくなったみたいに、涙も抑えられない。
どんどんどんどん流れてくる。溢れてくる。込み上げてくる。
白福｢おーい、Aちゃーん！！｣
雀田｢赤葦はここにはいないから、出ておいでー！！｣
雪絵先輩とかおり先輩？
あ、迷惑かけちゃった。
このままここにいても仕方ない。
それこそ迷惑。
A｢はいー、ここにいますぅ.......｣
白福・雀田｢｢Aちゃんっっっ！！！！｣｣
止まらない涙を制服の袖で拭いながら、階段をゆっくり降りていく。
Aの姿を視界に捉えた2人のかわいい先輩は、彼女に駆け寄った。
A｢すみません。迷惑かけてしまって、本当にすみません.......。
全国もすぐそこなのに｣
白福｢いーのいーの！｣
雀田｢大丈夫だからね。今日はもう帰りなよ？
私が送っていくから｣
A｢いや、でも─｣
白福｢マネ業は私とかおりに任せなさいって！
きっとさ、今までの疲れもあると思うんだよね。
びっくりしちゃったんだよね、急に部活増えちゃって｣
ということで、今日は療養ということで部活を休むことになった。
迷惑を掛けてしまったなーという申し訳なさがあったけど、一番赤葦に罪悪感があった。
何も言わず、赤葦の前から消えてしまった───
A｢あーあ、嫌われちゃったかも。
せっかく、好きって言ってくれたのに。
嘘かもしれないけど、好きって言ってくれたのに。｣
自室のベットの上でそう呟き、残念な少女は眠りについた。
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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー！ありがとうございます！！ぜひ！完結までよろしくお願い致します！！！！ (2019年8月14日 12時) (
レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです！完結まで、お付き合いさせてください！ (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄々 | 作成日時：2019年6月5日 21時
