63もや ページ19
ちなみに席替えはまだ行われていない。
ので、まだまだ赤葦の隣にいなければならないのだ。
Aに向けられるお花畑集団の視線は、鋭利な刃物のように鋭く尖っていて、実に不快なもの。
この状況には慣れてきたつもりだったが、もう我慢の限界に近い。
赤葦「Aさん、昨日の部活の時に病院行ってきたんだったよね。
どうだった?酷かった?」
A「ううん、大したことじゃないって。
そのうち治るから大丈夫って言われたし、今日から部活行くね!」
元気よく応える。
赤葦に心配は掛けたくなかったし、巻き込む訳には行かない。
……いや、もう間接的に巻き込んでいるが。
とにかく赤葦と同じクラスでいる間は、できるだけ必要最低限のこと以外、近づかないように気をつける努力をしようと思っていた。
視線が痛すぎる。
さわ『Aつんが気を使うことないじゃん!!
嫌味ったらしく、赤葦くんに馴れ馴れしくしちゃえばいいよ!!』
ってさわは言うけど、決まってAはこう返す。
A『愛の矛先って、怖いんだもん。』
お花畑集団に突き飛ばされた日、高畑の言葉を思い出す。
A『いたた…。
どうして…、私何もしてないよ?』
高畑『してるじゃない!!
だったら何でこんなに私は傷ついてるの!?』
だから怖い。恋って怖い。
こんなに人を悲しませるなんて、思ってもみなかった。
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ん?順位が付いてる?
ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!
テンション上がるうぅぅぅ↑↑↑
この作品、まだまだ続きそうなので、これからもよろしくです(*´∀`)ノ
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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー!ありがとうございます!!ぜひ!完結までよろしくお願い致します!!!! (2019年8月14日 12時) (レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです!完結まで、お付き合いさせてください! (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黄々 | 作成日時:2019年6月5日 21時