61もや ページ17
A(脚挫いたらこんなに痛いんだ。
病院行きたいけどもう閉まってるだろうし…)
手すりにしがみつくように、一段一段ゆっくりと階段を下りていく。
こんなに痛いんだったら、歩いて家まで帰れないんじゃないか？
今日は休みの父に迎えに来てもらえないかと連絡してみようと悩んでいたのだが。
そういえば今日は同僚たちと飲み会であった。
本当に申し訳ないけど、おばあちゃんに頼んじゃおうか、悩んでいた時。
そこへ彼が通りすがった。
A｢赤葦くん？どうしたの？｣
赤葦｢駅に着く前、携帯忘れたの思い出して…。
あれ、Aさんこそ。手すりにしがみついてどうしたの？｣
A｢実はさっき、教室で派手に転んで。
たぶん捻挫かな……？｣
赤葦｢ここで待ってて。急いで戻ってくるから｣
そう言い残し、赤葦は物凄いスピードで階段を駆け上がっていった。
1分後、赤葦は戻ってくるなりAに手を差し出す。
赤葦｢手、貸すよ。一緒に帰ろう？｣
なんて優しいのだろう。
やっぱり私にはもったいないよ……。
でもやっぱり、高畑さんに負けないくらい、私も赤葦くんのことが好きだから───
だから手を取ってしまった。
赤葦｢手、嫌だった？｣
A｢嫌じゃないよ。｣
嫌なわけないじゃない。
A｢甘えることにする｣
赤葦くんに甘えたいから。
赤葦｢うん。｣
赤葦が優しく手を握ってくれたことが発狂したくなるほど嬉しくて、Aも優しく握り返した。
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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー！ありがとうございます！！ぜひ！完結までよろしくお願い致します！！！！ (2019年8月14日 12時) (
レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです！完結まで、お付き合いさせてください！ (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄々 | 作成日時：2019年6月5日 21時
