46もや ページ2
春高予選が終了した。
結果は見事全国大会出場。
3年生はまだいてくれるし、まだまだこのメンバーでバレーをすることができる。
それに次は全国という、大きな舞台…。
Aを胸を弾ませ、全国大会を楽しみにしている。
雀田「Aちゃんにとっては初めての全国大会だねー!」
白福「オレンジコート。いつ見ても感動!」
A「すっごく楽しみです!」
あれから赤葦とは、必要最低限のことしか話さなくなってしまった。
だから赤葦を除くベンチ入りメンバーは、とても2人を心配していたのだ。
そう、木兎でさえも。
部員たちも心做しか、Aの笑顔が前よりも減ったのではないかと感じている。
それでもAは、誰にも悟られまいと、自分の本心を隠し、平然と振る舞い続けた。
木葉「赤葦がちょっと可哀想になってきた」
鷲尾「そうだな…」
雀田「ここまできたら気の毒よね…」
どうにか2人が普通の日常会話ができる方法はないものかと、3年生たちは試行錯誤していたが、なかなかいい案は思いつかない。
Aは葛藤を続けていたが、やっぱり赤葦と距離を置くことを選んでしまう。
本当は普通に喋りたい。
前のように、笑い合いたい。
でも、できない。
この焦れったくてもやもやした気持ちに整理がつかない日が、しばらく続いていく。
“ああ、ぐつわるい。”
そんなこんなで、学園祭の当日はやってきた。
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黄々(プロフ) - 赤葦様信仰さん» えぇー!ありがとうございます!!ぜひ!完結までよろしくお願い致します!!!! (2019年8月14日 12時) (レス) id: ce367edb84 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様信仰 - めっちゃいいです!完結まで、お付き合いさせてください! (2019年8月12日 21時) (レス) id: e01aa47e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黄々 | 作成日時:2019年6月5日 21時