パンプキン少女＆狼少年 (ページ23)

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二十一話異変ページ23

僕らは、彼女を助けるためにミッドナイトタウンに向かっていた。
車窓から、スールリングの街を眺めていたら、ミーシャがソワソワし始める。

カイ「どうしたの、ミーシャ？」
ミーシャ「リリィ、まだ戻って来ないから。」

確かに、水上電車に乗ったのが50分前で、リリィが席を外したのは45分前。
すぐに戻って来るからって言ってたけど、ここまで来ないのはおかしいと思った。
探しに行こうとしたら、リリィが戻ってきた。

リリィ「ごめんね。遅れちゃって」

ゾワッ

ミーシャ「もう！遅すぎだよ！」
リリィ「ごめんごめん。」

何だ・・・！？いまのは・・・！？

蛇に睨まれた様な感じ・・・・

何かが、まとわりつく様な感じ・・・・

リリィじゃない・・・

カイ「誰なの・・・・“君”は？」
ミーシャ「何いってるの・・・？」

すると、リリィはニッコリと微笑んだ。

リリィ「私は、“リリィ”だよ？」

ピンポーンパンポーン・・・

［次は、ミッドナイトタウン～ミッドナイトタウン～］

ピンポーンパンポーン・・・

リリィ「そろそろ準備しようか？」

そう言い、リリィは降りる準備を始めた。