パンプキン少女＆狼少年 (ページ19)

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十七話包帯ショタページ19

貴方｢うぅ・・・・・｣

目が覚めると、見知らぬ天井が見えた。
何処なんだ・・・ここは・・・
そう思いつつ、体を起こした。
そして、気づく。

私がいつも被っていた“カボチャの被り物が無い”ことに。

あれがない・・・あれがない・・・！
アバババババババ・・・・！
そう慌てていると、ガタッと音がした。
聞こえた方を見てみると、薄汚い灰色の髪の色のクセっ毛に、綺麗なエメラルドの目の色をして、頭と体に包帯を巻いた男の子がいた。
何で、右目を隠しているかわからないけど、男の子は怯えていた。
子どもの面倒なんてみたことない。こういうとき、どうしたらいいかわからない。
けど、私は男の子に近づいた。
男の子は後ろへと、さがる。
私はそっと、男の子の頬を触った。
微かに、ビクッと男の子の体が動き目をぎゅっと瞑っている。

貴方｢ねぇ、ここは何処？｣
？「・・・・ミッドナイトタウン」

そう、男の子は言う。

貴方｢君の名前は？｣
？「ロイド・・・・」

微かに、男の子は自分の名前を言った。

貴方｢良い名前だね？｣ニコッ

そう言うと、男の子は目を丸くした。
そして、ロイドという男の子はもじもじして私に聞いてきた。

ロイド「本当に・・・・？」
貴方｢うん。貴方にピッタリな名前だね｣ニコッ

そう言い、私は男の子の頭を撫でた。すると、ロイドは泣き出してしまった。

貴方｢ごめん！私変な事いっt「いままで・・なかった」・・・・っ！｣
ロイド「いままで・・・・そんなこと・・言われたこと・・・・・なくっ・・・て」

そう言い、涙を拭うロイドを私は抱きしめた。