パンプキン少女＆狼少年 (ページ11)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:1,179 hit

十話これからページ11

貴方｢さてと、これから私はバケモノのことについて、ある街へ行く｣
カイ｢ある街？｣
貴方｢あぁ、黒闇の街、ミッドナイトタウンと言われる街にな｣

そう言い、彼女は地図を取り出す。

貴方｢ミッドナイトタウンは、ここから北にある。で、ここが私達がいる場所がここだ｣

トントンと、今いる場所を指差した。

カイ｢ここから、そう遠くないね｣
貴方｢あぁ、でもミッドナイトタウンへ行くには、水上電車に乗らないと行けない。そのため、まず先に春青の街、スールリングと言う街へ行かなければいけない。｣

そう言い、彼女はスールリングと言う街を指差した。スールリング、すなわち春青の街は、
一年中、春の様に花が咲きほこり、街に咲いている花は皆、青色の花でこの街の名前がつくのはこの事だと思う。

貴方｢と言うことで、行くよな？｣
カイ｢えっ？｣
貴方｢私の人生を延ばしやがって・・・
何も知らないくせに調子乗りやがって・・・・
ほんっと、はた迷惑だよなぁ・・・・・｣
カイ｢わかったよ！行くから逝くから！！｣
貴方｢言ったな？｣ニコッ

なんでだろーあの笑みの下に悪魔が潜んでそうな気がするーわぁーなんでだろーねー
ドォンと、彼女は立ちあがり満面の笑みを浮かべて言う。

貴方｢もうお前の拒否権はないからな？｣

一瞬、地獄が見えた気がした。
そして、薄々気づいた。
断ろうが賛成しようが、彼女が決めるらしい。
拒否権はない。