俺らなりの判断。 ページ14
【渋谷ジャパンside】
「ん、ん、うん。」
朝から電話が鳴り、相手は大学時代の後輩。
ないとーが1人で家にいるってことを教えてくれた。
後輩やチームおるたなのみんなも、ないとーのことを気遣ってくれてる。
それくらいないとーが愛されてることも、俺らの周りには色んな人がいるってことを改めて思うようになった。
「ないとーのとこでも行くか…」
家のチャイムを鳴らす。
「はい。」
「ないとー。」
「あれ…なんで…。」
ないとーは確かに体調が悪そうだった。
申し訳なさそうな顔はしたけど、どこか安心した顔もしたような気がした。
「…寝てていいよ？」
「うん…。」
「…何かいるものは？」
「…特にない…。」
「病院とか…行っても逆に調子悪くなるか。」
「外出は危険かもね…笑」
ないとーは調子いい時に外に出るのはそんなに負担にはならないと言う。
けど、電車は1駅乗っただけで「吐き気がする」と言ったのでそれからは乗らないようにしてる。
移動は俺が車を出すのが最近は増えていた。
外の撮影もリスクを考えてなるべくしないようにしていた。
病院もないとーにとっては行きずらい場所の1つだった。
少しずつ色々経験して分析を俺らなりにしていた。
その判断から来る、外出は危険。という判断だった。
「どんな感じで調子悪いの？喋るの辛い？」
「…喋るのは大丈夫…。」
「…熱？体重い？」
「熱ぽい感じで…吐き気がする…。
咳も出そうで出ない感じ…」
「そっか…。なんか欲しいものある？」
「…ううん。大丈夫。」
「あ、これ…とりあえず家から持ってきたけど使う？」
俺は家から氷枕を持って行っていた。
「あ…うん…。」
「何かタオルない？」
「そこに入ってる。」
「ん…これでいっか。」
おるたなのグッズのタオルを巻く。
ないとーは本当におるたなのグッズを使ってるから、たまに恥ずかしくなる。
「あ、おるたなタオルじゃん。ありがとう。」
「これが手前にあったから。はい。 」
「あー…ちょっと楽かも…。」
「良かった。」
そうやって素直になれるないとーが俺はいいなと思う。
「…ないとー？」
ないとーと企画案を考えてたら急に声がしなくなる。
「…寝た…のか。」
急に声がしなくなったから何かと思ったら寝てしまっただけだった。
さっきよりずっと調子いい時の顔をして寝ていた。
「…早く楽になれればいいのにな。」
本音が思わず出た瞬間だった。
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笑真 - 面白いです！続き待ってます！(*^^*) (2020年7月5日 21時) (
レス) id: bbef52732a (このIDを非表示/違反報告)
和海 (元 月宮美 つぐみ)(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！これからも応援よろしくお願い致します！！ (2019年12月12日 8時) (レス) id: 3803c84881 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 凄く面白いです。 楽しみにしています。無理ない範囲で頑張ってくださいー！ (2019年12月11日 21時) (レス) id: f86f1cc33e (このIDを非表示/違反報告)
和海 (元 月宮美 つぐみ)(プロフ) - もんちゃんさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年1月22日 0時) (レス) id: 3803c84881 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん(プロフ) - 面白いです！続きが読みたいです！ (2019年1月20日 21時) (レス) id: 1873499f38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和海 (元 月宮美 つぐみ) | 作成日時：2018年6月20日 0時
