交信中…?/utu ページ6
鬱先生はとっても自由人。
街にサーカスの宣伝に行ってもちゃんとやってるかなぁ、って心配になるほど。
この前の朝だってそう。
「Aちゃぁん、わいと一緒に街に宣伝に行かへん?」
「いいよー!じゃあ出かける準備してくる!」
街へお出かけのために着替えてこようとすると大ちゃんは、ちょい待いや、と引き止めた。
「あんな?今日は夕方から舞台やん、だから昼間に行こうと思ってるんよ。」
だから昼間に俺のテントに迎えに来てくれへん?、とお願いされた。わかったと頷くと、頼んだで、ってやる気のない声を出した。
掃除に洗濯、お昼ご飯。1通りの家事を終わらせて鬱先生との約束を思い出す。…今何時だっけ?もしかして…過ぎてる!?
急いで支度を済ませて、彼のテントへ向かう。
「だ、大ちゃん…?遅くなってごめんね」
そうっと中へ入ると、すやぁ、と規則正しい寝息が聞こえた。大ちゃん寝てる…、しかも毛布はだけてるし。ふふ、ほんと仕方の無い人だなぁ。
「ピポォ、、、ピポポポ、、すやぁ…」
え、今の寝息…?ピポピポ言ってなかった?
なんて考えてたら、机に置いてあった本を落としてしまった。
「ん、、あぇ?A…?」
あぁ、俺寝てしもうたんか、ってフニャと微笑んだ。
「大ちゃん遅れてごめんね^^;」
「ええよええよ、大丈夫ぅ。こっちこそ変なとこ見せてもうたな、行こか」
ホント自由人だなぁ、、、。あ、そういえば。
「寝言でピポピポ言ってたけどあれなぁに?」
「…き、聞いてしまったんんん!?」
恥ずかしいわァ俺…、って頭をかかえこんでる。
すっごい顔赤い。
「何で大ちゃん照れてるの…?」
「いやぁ、だってぇ…Aに聞かれるの恥ずかしいやん((ゴニョゴニョ」
それってどういう、と声をかけようとしたらテントの入口がバッと開いた。
「大先生はなんで宣伝行かないでこんな所におるんですかねぇ?」
「と、トンちゃん…(ヒッ」
わい行ってくるわっっ!と大急ぎで出ていった。…置いていかれちゃった…。
「A大丈夫か?何もされてへん?」
「あ、うん。全然大丈夫。一緒に宣伝に行こうって約束してただけだから」
なのに置いていったんかアイツ…と呆れながらトントンはテントから去っていった。
一方その頃 side utu
って何で俺Aちゃん置いてきてんねん!
あーもう、気になって宣伝にならへん。
…微笑んでたA可愛かったなぁ…。
よし、さっさと終わらせてAちゃんに会いに行こ。
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はっしゅたぐ。(プロフ) - >トマト(゜∀゜*) ありがとうございます!続き頑張る(^q^) (2017年3月21日 8時) (レス) id: 9cb0fa06e9 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(°∀°*)(プロフ) - 続き頑張ってください(^q^) (2017年3月20日 19時) (レス) id: ae0ca58fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっしゅたぐ。 | 作成日時:2017年3月15日 9時