【w.r.w,r.d】サーカスの主役は/我/々/だ【短編集】 (ページ11)

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頑張り屋な君/rbr ページ11

｢それでは次はチワワとポメラニアンの曲芸です！｣
｢｢誰が犬やねん！！！｣｣

軽快な喋りで会場を沸かす彼、ロボロ。このサーカスでは司会のファンも多い。
ただ人1倍喋らなくちゃいけなくて…

｢あー…しばらく喋りたくなーい…｣
｢ロボロ…、大丈夫？？｣
｢ん〜…、A、悪いんだけどお茶入れてきてくれない？｣

…毎回終わったあとに、談話室のソファで伸びてるんだよね。
わかった！、と返事をしてロボロのために紅茶を入れる。喉の癒しになるように少し甘めに。
…そういえばもうすぐ夜だなぁ。夕ご飯の用意しなくちゃ。

｢ロボロ、お茶持ってきた…よ？あれ？｣

ロボロはソファの上ですやすやと寝ていた。
疲れて寝ちゃったんだね…。

しばらくぼーっとしているとロボロから光るものが浮かんできた。じーっと目を凝らしてるとそれは蝶々の形をしていた。
そういえば寝ぼけて魔法を使うことがあるって言ってたなぁ、

何か可愛い…////

｢ロボロって小さいのに頑張り屋さんだよね…｣
気がつくとぼそっと口に出して彼の頭を撫でていた。

毎回の司会もこなして、皆の怪我の手当をして、大ちゃんと宣伝して…。

さて、夕ご飯の準備をしてきますか！！
どうか紅茶が彼の癒しとなりますように、私の作るご飯が皆の元気の源となりますように！！

ロボロside
あいつ…なんつー事言うん…/////
俺が頑張り屋だって、

｢紅茶あまっ…｣

だけどAが入れてくれたからか、心地よい甘さな気がした。

俺が頑張るのはAのためなんやで。

俺だってお前のこと

好きなんやから。

他の奴には負けたくない、珍しくそう本気で思った。

｢さてと、俺も夕飯食べに行くかぁ！｣

ロボロンゴ分かんない…、分かんないけど好きです(突然の告白)

最近投稿されたゾムークのやつ面白いですよね(ﾆｯｺﾘ)