本当は ページ8
「ごめんね、授業サボるみたいになっちゃって」
ア「僕はいいけど_______君はいいの？」
授業が始まる時間が過ぎ、二人は人気のない廊下に来ていた。
廊下に座り込んだアルバスの隣にAもしゃがみこんでトンっとアルバスの肩に頭を預ける。
「次は自習だったから_______アルバス、元気ないね」
ア「えっ、」
悟られないようにしてたつもりなのにAには気づかれていたらしい。
「話したくないならいいよ」
Aの声はあまりにも優しくてアルバスは胸がひどく締め付けられた。
Aはアルバスの髪を黙って撫で続けた。
ア「君と付き合えて僕はすごく幸せなんだけどさ、ことある事に君のこと巻き込んでごめん」
「アルバス…」
ことある事というのはさっきのパトローナスのことや、いつもアルバスが上級生に何か言われた時にAが助けてくれることだろう。
「別に謝ることじゃないよ。私はアルバスの彼女だから。守るのは当たり前」
Aはなんでそんなにかっこいいんだろうか。
アルバスは自分の頼りなさに落ち込む。
ア「僕君に守られてばっかりだな」
アルバスがボソリと呟くとAは首を横に振った。
「そんなことない。私はいつもアルバスに守られてるよ」
Aはアルバスを抱きしめて頬にキスをする。
「守るって意味は一つじゃない」
ア「A…」
アルバスはAを抱きしめ返してAの胸に顔を埋めた。
「アルバス、あんまり気張らないで甘えていいんだよ」
ア「ん…ごめん、ありがとう」
Aはようやく本当のアルバスの姿を見れたのかと思うと嬉しくなった。
Aの前ではいつでもかっこよくて頼れるような男でいたいアルバスだが本当はもっと甘えたかったのだ。
それは年下だからという理由ではなく彼氏だから。
「アルバス、いつもありがとう」
耳元でするAの柔らかな声にアルバスは安心して身を預けた。
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ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (2023年5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (2023年5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
