その気 ページ2
それから夜になり、Aはアルバスのベッドに座って魔法薬の分厚い本を読んでいた。
アルバスは真剣な顔で本と睨めっこしているAを邪魔しないようにそっと隣に座ってどんな内容なのかな、と本を覗き込む。
ア「…」
なんだこれは。全くわからん。
その本はアルバスがよく分からないことばかり記載されておりとても難しそうな本だった。
Aはなんでこれを理解できるんだ。
「アル、理解できないって顔してるね」
ア「Aレベルにならないと理解できないと思うんだけど」
「大丈夫だよ、アルバスにも来年には理解できるから。ていうか無理やりするから」
ア「怖いこと言うなよ」
さてと、と本を置いたAはグイッと伸びをして息を着く。
その姿が妙に色っぽくてアルバスは目を逸らした。
「アル、」
ア「ん？」
「きて、」
さっきの真剣な顔とは打って変わって甘えるような顔をするAは腕をひろげる。
アルバスはAを抱きしめてだらしなく頬を緩める。
みんなの前ではしっかりしているAが自分の前だけではこんなに甘えてくれるのがアルバスは嬉しかった。
「アルバスあったかい…」
ア「君のせいだよ」
「どうして？」
Aがそう問いかけるとアルバスはAの首元に吸い付き跡を残す。
ア「Aを抱きしめてると熱が出たみたいになるんだ_______今も｣
アルバスの頬は赤くなっており、それに比例するようにAも熱が上がってくる。
「アルバス、私もそうみたい」
ア「A好きだよ」
「ん、」
唇が優しく重なり合うと何度も角度を変えながら最初は優しいキスを繰り返す。
優しいキスもだんだん深くなってきて思考回路がドロドロに溶けていく。
そのままベッドに倒れ込めばもうお互いのことしか考えられないのは明らかなことだった。
ア「ごめん、僕もう結構限界だった。お風呂の時ぐらいから」
アルバスの目はひどく熱を帯びていてその瞳に捉えられれば逸らすことはできない。
「私もその気があるって言ったら？」
ア「君を今すぐ抱くだろうな」
「それじゃあ好きにしてよ。その気があるわ」
Aはアルバスの首筋をスルっとなぞってクスッと笑う。
ア「そうさせてもらうよ」
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ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます！スコーピウスすごく可愛くて私も好きです！これからもアルバスとスコーピウスらしさを大切に頑張っていきますね♪ (5月5日 11時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主さんの小説大好きです！私はスコーピウスが推しなのですが、アルバス夢に出てくるスコーピウスもとっても可愛くて友達思いで最高です！応援してます(^^) (5月5日 2時) (レス) @page50 id: 2df4511353 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しい限りです⸜ ෆ ⸝ (2023年2月23日 10時) (レス) @page6 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - 主さんの書くアルバス可愛すぎます。大好きです。 (2023年2月22日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年2月19日 19時
