五十八話 ページ10
ド「二人なら大丈夫だと信じている」
アルバスとスコーピウスは一息置いてお互いを見てにっこりと微笑み合う。
スコーピウスの瞳には僅かに涙が溜まっている。
ス「ありがとう、父さん。僕本当は不安でいっぱいでどうしようって。怖かった」
ドラコは優しくスコーピウスを包み込む。
ス「でもやっぱり父さんは分かってくれた。父さんと母さんの子でよかった」
ド「私も立派な子に育ってくれて誇りに思う」
ス「父さん、本当にありがとう_______アルバス、」
ア「え、わっ」
スコーピウスアルバスの腕を引っ張ってアルバスとドラコを同時に抱きしめる。
ス「アルバスもありがとう。君がいてよかった」
ア「スコーピウス_______僕の方こそありがとう」
アルバスはスコーピウスを抱き締め返して髪を撫でた。
そしてそれと同時に気を引き締める。
次は自分の番だと。
___________________________
その日の夜、アルバスとスコーピウスは何となくすっきりした気分でベッドに横になった。
ス「父さんにちゃんと伝えられてよかった」
ア「うん、本当によかった」
ス「もちろん父さんが否定することはないと思ってたけど」
スコーピウスは寝返りを打ってアルバスに抱きつく。
ス「なんかホッとした。これでアルバスと心置きなく一緒にいれる」
ア「でも僕はまだやらなくちゃ。父さんと母さんに伝えないと」
アルバスはスコーピウスを優しく抱き締め返してスコーピウスの雪のように白い頬を撫でた。
ス「明日君は帰るけど、僕もついて行くよ」
スコーピウスから伝わる体温は暖かくてアルバスの心も暖かくなっていく。
入学した時、アルバスの冷えきった心を溶かしてくれたのもスコーピウスだった。
アルバスの知っている中で一番暖かくて愛おしいぬくもり。
ア「うん、ありがとう。スコーピウス」
ス「僕の方こそありがとう」
ア「離してなんていってももう出遅れだからな」
ス「離す気なんてないよ。僕を見くびらないでくれ」
少しむくれたスコーピウスの髪を撫でてやるとスコーピウスは嬉しそうに微笑んだ。
ア「単純なスコーピウスも愛してるよ」
ス「ヘタレのアルバス愛してるぞ」
ア「覚えてたのか……」
どう足掻いてもスコーピウスには敵わないらしくアルバスは苦笑する。
明日は必ずハリーとジニーにスコーピウスとのことを伝えようとアルバスは固い意思を持つ。
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ななや(プロフ) - れいなさん» そうですね♪私の妄想ですが、ドラコも純血至上主義に育てられてなかったらスコーピウスみたいになってたのかなって時々考えます笑なかなか想像できませんが。 (2023年4月26日 20時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - れいなさん» 確かに…！まんまとハリーに嵌められたドラコの顔が見てみたいです(oˆ罒ˆo) (2023年4月26日 20時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - 譜面さん» ありがとうございます！続編も頑張っていきますね！ (2023年4月26日 20時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
れいな - スコーピウス、アストリアの本使ってるのか(*´ω｀*)きっと、スコーピウスの性格はアストリアに似たんでしょうね(*^▽^*) (2023年4月18日 18時) (レス) @page41 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - ななやさん» ハリーは原作でも結構ゲスな部分はありましたからね(^ ^)ドラコはまんまとハリーに嵌められそうです！ (2023年4月18日 17時) (レス) id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年1月6日 12時
