10話 ページ11
ホンゴウさんとルウさんの方を見ると何やら言い争ってるみたいで、近くにいたライムさんに話しかけてどうしたのか聞く。
「ねぇライムさん、あの2人どうしたの？」
「お、Aか。それがな、ルウがホンゴウにご飯渡さねーんだよ」
……あ、もしかして私が料理作るって言ったから？
「おいルウ、いい加減説明してくれよ」
「まぁまぁもう少しだから大人しく待てって」
「理由もなしに大人しく待てるわけないだろ。何で俺の飯だけ無いんだよ」
やっぱりそうだ。早く説明しなきゃ、と2人の元へ駆け寄りホンゴウさんの服を軽く引っ張る。
「あ？何だよ……って、A？」
「あ、あのね、ルウさんは私のためにしてくれたの」
「…？どういうことだ？」
「これ……ホンゴウさんお昼の時私の料理食べれてないって聞いたから、作ったの。だからルウさんはホンゴウさんが他の料理食べてお腹いっぱいになっちゃわないようにしてくれたんだと思う」
「……そういうことか。それならそうと説明しろよな、ルウ！まぁでもありがとな。Aの料理食えなくなるとこだった！Aも……」
私が持っていたお皿をテーブルに置くと私を抱き上げるホンゴウさん。
「わざわざありがとな！すっげー嬉しいよ！」
笑顔を浮かべるホンゴウさんに私も微笑む。
「しかもこれ俺が好きって言ったやつ！ありがとな〜〜A！！」
嬉しそうに言ってぎゅーっと強く抱きしめられた。こんなに喜んでもらえるなら作って良かった。
「一緒に飯食うか！」
「うん！」
ご飯を取りホンゴウさんの隣に座る。
「……美味しい？」
上手く出来たと思うけど、どうだろ……？ドキドキと不安になりながらホンゴウさんに聞く。
「美味い！つか、Aが作る料理に美味くないのなんてねーよ」
「え、あ、ありが、と……」
面と向かってそう言われるのは恥ずかしいけど、でも嬉しい。
続く (更新停止中)
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朱音(プロフ) - 律月さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてすごく嬉しいです！！更新ゆっくりめですが完結出来るように頑張ります！！ (2023年3月18日 1時) (
レス) id: ebb6df5a34 (このIDを非表示/違反報告)
律月(プロフ) - 夢主が赤髪海賊団やウタと仲良しの小説読みたいと思ってたのでこの作品と出会えて嬉しいです！続きが楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2023年3月17日 23時) (レス) id: 206342066a (このIDを非表示/違反報告)
朱音(プロフ) - レミーさん» わぁぁコメントありがとうございます！！そう言って頂けると励みになります！！ (2023年3月17日 22時) (レス) id: ebb6df5a34 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - 楽しみです！この作品素敵です！ (2023年3月17日 22時) (レス) @page6 id: 069b817a50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱音 | 作成日時：2023年3月13日 0時
