さよならバス ページ23
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「…さん、お客さん!」
「…え
…あっ」
はっと気がついたときには
目の前に バスが停まっていて。
開いたドアから
運転手が 怪訝そうに 私を呼んでいた。
運「乗りますか?乗らないんですか?」
「あ、えっと…」
そっか、ここバス停だった。
雨は 一向に 止む気配をみせず
このままじゃ 帰れないな…。
私は 思い切って聞いてみた。
「あの…このバス ○○方面に行きますか?」
運「はい、行きますよ。」
「すみません…乗りますっ」
自転車…
やむを得ない。
また 雨があがったら 取りにこよう。
邪魔にならないように 隅に置かせてもらって
荷物を抱えて バスに飛び乗った。
バスには ちらほらとしか 乗客がいなかった。
一番後ろの席に座り
ふぅっ…とため息をつく。
やがて 大きな車体を揺らし
交差点を曲がると
マンションが 見えた。
私…あそこに住んでいたんだ…
タワーマンションのあかりが
滲んだ 窓から 遠のいてゆく。
さよなら…ジェジュンオッパ。
さよなら…
私の恋。
「…っ…
…っうぅ…」
堪えていた 涙が
どんどん 流れてきて
私は…ひとり
声を殺して 泣いた。
・
・
オッパ…
やっぱり こんな出会い
間違いだったんだ…。
嘘をついた時点で
どこかで うすうす
こうなることは わかっていたもの。
でもね…
私… 幸せだった。
あなたと 出会えて。
一緒に暮らせて。
毎日 笑って
時には 泣いて。
苦しいほどの 恋をしたこと。
ほんとうによかったと思ってる。
オッパ。
最後の 最後に…
そこに 私の 伝えたいこと 全部
こっそり残したの。
きっと見つけてくれると信じてる。
二人の 手紙の入っていた
引き出しの中――――
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じぇな☆(プロフ) - *mio*さん» *mio*しゃん、一気読みありがとうございます♪ ( ´ ▽ ` )ノ「健気」!そうですね(T^T)今読み返してもなんて不器用な子なんだろう、と思います。私はアルファの気持ちよりもジェジュの気持ちに泣かされて書きました(*ﾉД`*)こんな愛されていいなー♪ (2014年8月15日 1時) (
レス) id: 6ab3878e90 (このIDを非表示/違反報告)
*mio*(プロフ) - じぇなさん♪初めまして(^^)ここまで一気に読みましたがアルが健気で涙が止まらず文字が霞みます(T^T)続きも涙なくしては読めないのでしょう(;＿q)でも読まずにはいられません(;o;) (2014年8月13日 12時) (レス) id: afebb53d3a (このIDを非表示/違反報告)
じぇな☆(プロフ) - サラ☆さん» バナナ固くてもスパコーンはできねぇっす(゜∀゜)いや、しちゃダメだ爆凍ったバナナ、めっちゃ硬いよね、あれなら武器になるねﾟ+.ﾟ(*´∀`)bってなんのこっちゃ爆 (2014年3月1日 0時) (レス) id: eb27e2dc68 (このIDを非表示/違反報告)
じぇな☆(プロフ) - alexisさん» 大変大変（爆）！！すっぽんぽん！！え、裸でコメくれたの？ありがとうwwwあたし元気ヾ(*≧∀≦*)ﾉありがとね♪次章もよろしくね☆ (2014年3月1日 0時) (レス) id: eb27e2dc68 (このIDを非表示/違反報告)
じぇな☆(プロフ) - enakaさん» ありがと(*´艸｀*)新章立ち上げました♪この二人には辛い思いさせちゃったから幸せになってもらわないと、ね♪ (2014年3月1日 0時) (レス) id: eb27e2dc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じぇな☆
| 作者ホームページ：http://profile.ameba.jp/jejena/
作成日時：2014年1月19日 1時
