56(56話〜60話までは飛ばしても大丈夫です) ページ7
いよいよアラジンの公演日となった。
《ビーーーー》
上演開始の音だ。
最初は
『皆様、本日はようこそおいでくださいました。
私は語り部のシェヘラザードです。』
お客さんにも臨場感を味わってもらうため、客席に降りて小学生くらいの男の子を王様と呼び話しかける。
『では王様、本日はどのようなお話を致しましょうか…。
…そうだ、「アラジンと魔法のランプ」はいかがでしょう。
…知ってるかな?』
知ってるかと聞けば元気にうんと答えた男の子。
それの返事に笑顔で返すと、舞台へ戻る。
『これから始まるのはある男の話です。
では、ごゆっくりとお楽しみくださいませ。』
私の台詞が終わると降りていたカーテンが幕を開け、アスレチックのようなセットが顕になる。
そしてアラジンがアスレチックを軽々と飛び越えて登場。
後から類くんお手製の衛兵ロボットが後を追う。
衛兵「待て盗人!」
司「ハハハッ、生き抜くためには盗みも必要なんだよ!」
衛兵を難無くまいたアラジンは、みすぼらしい布一枚で身を覆っていたある女性に目が止まる。
寧「…お腹がすいてるの?
…これをどうぞ。」
その女性は腹を空かせた子供を見つけるとお店のパンを金も払わずに渡してしまった。
店主が泥棒を見過ごすはずもなく、女性を追い詰めているところをアラジンが詐欺師のようなやり口でその場を回避する。
そのままにしてあったアスレチックのセットを、女性を手助けしながら進んでいく。
すると
アスレチックのセットは下げられ、アラジンの部屋のセットに変わる。
寧「すごい、秘密基地みたい…!
わぁ〜…ここからの景色も素晴らしいわ!」
司「ああ、そうだろう。
だが、宮殿の方がもっと素晴らしいんじゃないのか?プリンセス。」
寧「…!!どうして…。」
どうして分かったのかと言いたげな顔をするお姫様。
司「街の奴らはそんな豪華なイヤリングや、シルク生地の服なんか着ないさ。
ほら、足元がボロ布で隠しきれていないぞ。」
寧「…………。」
司「それで、どうして街に?」
寧「…もう「プリンセス」というだけでルールに縛られるのが嫌なの。それで抜け出してきた…。
まるで籠の鳥よ…。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
更新遅くなりました〜!
(アラジンの話うろ覚えだったから映画見てたなんて言えない)
322人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時