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《コンコン》
『……。』
なにかの音で薄らと脳が冴える。
…気のせいかな。そう思うと、まだ寝ていたいのでベットに潜る。
《ガチャ》
?「…えいっ☆」
『っ!?』
今度は部屋の扉が開かれ、大きなものがベッドに入りもぞもぞと動く。
流石に吃驚して完全に目が覚めたので確認すると、ピンク色の髪とキラキラした大きな瞳と目が合った。
え「あ!Aちゃん起きた?おはよう☆」
『お、おはよ。…どしたの。』
え「あのね、みんなもう起きて集まってるから起こしに来たんだよ!」
『へ。』
確か朝8時にご飯だからそれまでには身支度終わってればいいはず…。
時計を見ると8時を10分ほど過ぎていた。
アラームをかけ忘れていたのかと思ったが、ちゃんとセットしてあった。
どうやらわたしは爆睡してたらしい。
『うわっ、やば。えむちゃんごめんね!?急いで準備する!』
え「そんなに急がなくてもご飯沢山あるから大丈夫だよー?」
決してご飯が無くなるから急ごうとしてる訳ではなく、現状えむちゃんやみんなを待たせてると思ってそう言ったが、うんと返事をする。
私史上最速で顔や歯を磨き、昨晩用意していた服に着替えるとものの10分で支度が終わった。
人はやろうと思えばなんでも出来そうだな、なんて思った。
『ごめんね、みんなのところ行こっか。』
え「え!?Aちゃんもうお着替え終わったの!?…ハッ、もしかしてマジック?」
『ふっふふ。そ、マジックだよ。』
驚いてるえむちゃんが可愛く、マジックだと言えばまた更に驚いた。
純粋な子供を騙してる様な気持ちになるが、これはこれで夢があっていいだろう。
みんなの所へ着き、おはようと挨拶をして朝食をとる。
え「みんなご飯食べ終わったら何するー?」
き「本日は、お昼過ぎに帰りの船が迎えに来ますのでそれまでにはホテルにいるようにしてください。」
え「はーい!」
類「了解したよ。それなら、あまり遠くには行かない方がいいね。」
司「そうだな。」
話してるうちに全員食べ終わり食器を片付けていると、きぐるみさんが外を見ながら呟いた。
き「…雲行きが怪しいな。晴れの予定だったと思うが…。」
遠くでゴロゴロと雷がなるのが聞こえる。
それには類くんも気付いたようで、安全面を考えて室内で過ごすことになった。
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のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時