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寧「はい、できた。」
『ふふふ、ありがとう。』
寧「な、なんで笑うの!」
頬を紅く染める寧々ちゃんが可愛く、司くんのようにいじりたくなってしまう。
司くんなら慣れてるだろうけど、寧々ちゃんには可哀想だからやらないけどね。
『ううん、寧々ちゃんに梳かしてもらって嬉しかったんだ〜。』
寧「…っ別に、何でもないし。
…Aさん、何かあったんなら私でも、類とかでもいいから話聞くくらいはするからね。」
『え?』
寧「目、少し腫れてる。」
それだけ言うと寧々ちゃんは自分の身だしなみチェックをし始めた。
家で顔を洗う時に腫れてることは気付いていたが、それで寧々ちゃんに気を遣わせてしまったというなら申し訳ない。
それにこんな顔でお客さんの前に出れないので、きぐるみさんに暖かいタオルと冷えたタオルを用意してもらって目に当てる。
いつも思うけど、きぐるみさんってドラ〇もんみたいだ。
体型的にも、なんでも用意しちゃうとこも。
暫くして腫れも引いてきたので、メイクを済ませてリハーサルに及ぶ。
司「よし、完璧だな。今日も暑くなるらしいから、公演中でも水分補給はこまめにするように!」
え『「はーい!」』
寧「司、ようやく座長らしくなってきたね。」
類「フフッ、そうだね。」
司「当たり前だろう!何せ、オレは未来の」
『未来のスター、だもんね?』
司「おい!オレのセリフを取るなA!」
『あはは!』
類/寧「ふふふっ。」
え「あははは!…ずっと、このまま皆とショーを続けてたいなぁ。」
『うん、そうだね…。』
本番直前だと言うのにみんなで笑いあった。
えむちゃんが思ったことはこの場にいた全員同じことを思ってたらしく、そうだねと返すともう開演の時間が迫っていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
?「…あ?」
司「ありがとうございましたー!」
え/寧/類『「ありがとうございましたー!」』
今日の分のショーが全て終了した。
皆より役が少ないとはいえ、何回も同じ台詞を言ってたからゲシュタルト崩壊してしまいそうだった。
とはいえ、何事もなく全ての演目が成功して良かった。
今は片付けをしているところだ。
?「あのー…。」
『はい?』
作業をしていると暗がりから誰か…、多分お客さんであろう人が話しかけてきた。
最初こそ暗くて顔がよく見えなかったが、相手が話し続けながら歩みを寄せて来る。
拓也「A、だよね?」
『……っ、拓也…。』
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のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時