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『こうして、アラジンとお姫様は結ばれ幸せに暮らしました。
…いかがだったでしょうか。ですがこれは夢物語のほんの一部に過ぎません。
別のお話をする時はまた今度、お会いしましょう。』
幕が閉じ、舞台の真ん中へ向かいながら最後の台詞を言う。
私が言い終わると音楽と共に司くんたち役者が出てカーテンコールを迎える。
司「本日は、ご来場いただきありがとうございました!」
類/寧/え『「ありがとうございました!」』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
拍手喝采に包まれ、ショーは大成功した。
お客さんは帰り、今は後片付けをしてる所だ。
え「っはー!!楽しかったー!!」
司「だな!装置や映像も問題なく、素晴らしいショーだった!
だがえむ、お前が噛んだ時一瞬ヒヤッとしたぞ…。」
え「えへへ、ごめんね☆」
『でもお客さん笑ってたし、良かったと思うよ。私も裏で笑っちゃった。』
寧「ふふふっ」
類「魔法の絨毯も好評だったみたいで、良かったよ。」
司「初めて絨毯が出てきた時に歓声が聞こえていたな!主に大人の。」
寧「類、絨毯のやつには特にこだわってたからね。」
え「大成功したし、Aちゃんも今回初めて役を演じた記念にパーティしようよ!」
『あはは、ショーでも私的でもパーティだ!
片付け終わったらやろうね。』
え「うん!」
初めて役を演じて、少し恥ずかしかったけど心の底から楽しかった。
きっとみんなと一緒だったからだと思う。
まだ全然経験はないけど、私ももっとみんなとショーをしたいと感じた。
打ち上げをするということで早めに片付けようとすると、手伝ってくれてるきぐるみさんを見つけた。
別にやましいことをする訳じゃないが、コソコソときぐるみさんに近づく。
『あ、あの〜…。』
き「?」
『さっきのショーの録画とか…あったりしません?』
き「ええ、ございますよ。ご所望でしたら後ほどDVDに焼きますが。」
『お願いします!』
ショーの最中でもちょこちょこ雑念が入ってしまっていたが、類くんの舌打ちとかがまた聞きたくてきぐるみさんにお願いした。
…やっぱりやましい事だったかもしれない。
その後はきちんと片付けの作業に戻り、えむちゃんの家で打ち上げをした。
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のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時