検索窓
今日:8 hit、昨日:9 hit、合計:94,532 hit

61 ページ12

『こうして、アラジンとお姫様は結ばれ幸せに暮らしました。
…いかがだったでしょうか。ですがこれは夢物語のほんの一部に過ぎません。
別のお話をする時はまた今度、お会いしましょう。』


幕が閉じ、舞台の真ん中へ向かいながら最後の台詞を言う。

私が言い終わると音楽と共に司くんたち役者が出てカーテンコールを迎える。


司「本日は、ご来場いただきありがとうございました!」

類/寧/え『「ありがとうございました!」』


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


拍手喝采に包まれ、ショーは大成功した。
お客さんは帰り、今は後片付けをしてる所だ。


え「っはー!!楽しかったー!!」

司「だな!装置や映像も問題なく、素晴らしいショーだった!
だがえむ、お前が噛んだ時一瞬ヒヤッとしたぞ…。」

え「えへへ、ごめんね☆」

『でもお客さん笑ってたし、良かったと思うよ。私も裏で笑っちゃった。』

寧「ふふふっ」

類「魔法の絨毯も好評だったみたいで、良かったよ。」

司「初めて絨毯が出てきた時に歓声が聞こえていたな!主に大人の。」

寧「類、絨毯のやつには特にこだわってたからね。」

え「大成功したし、Aちゃんも今回初めて役を演じた記念にパーティしようよ!」

『あはは、ショーでも私的でもパーティだ!
片付け終わったらやろうね。』

え「うん!」


初めて役を演じて、少し恥ずかしかったけど心の底から楽しかった。
きっとみんなと一緒だったからだと思う。
まだ全然経験はないけど、私ももっとみんなとショーをしたいと感じた。

打ち上げをするということで早めに片付けようとすると、手伝ってくれてるきぐるみさんを見つけた。
別にやましいことをする訳じゃないが、コソコソときぐるみさんに近づく。


『あ、あの〜…。』

き「?」

『さっきのショーの録画とか…あったりしません?』

き「ええ、ございますよ。ご所望でしたら後ほどDVDに焼きますが。」

『お願いします!』


ショーの最中でもちょこちょこ雑念が入ってしまっていたが、類くんの舌打ちとかがまた聞きたくてきぐるみさんにお願いした。

…やっぱりやましい事だったかもしれない。

その後はきちんと片付けの作業に戻り、えむちゃんの家で打ち上げをした。

62→←60



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
322人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のんちゃん - 気持ちよくなる薬……?しゃかしゃかいってる……。( ゚∀ ゚)ハッ!ラムネだ!!((((((絶対違う (2021年3月15日 18時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - のんちゃんさん» お仲間さんがいて嬉しいです・・・ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - rinr32さん» そう言っていただけて嬉しいです・・・!更新頑張りますね! (2021年3月15日 6時) (レス) id: 4585a974aa (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 類くん……黒いねぇ…((好きだけど…ボソッ (2021年3月10日 6時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
rinr32(プロフ) - う゛あ゛あ゛ぁ゛!続きが気になるーー!(^q^) (2021年3月8日 19時) (レス) id: 3bcf1f7b97 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のあ | 作成日時:2021年1月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。